駆け抜けた青春〜喜多崎高校男子バレー部物語〜6

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そして、俺達リードのまま試合は進んでいき









24-22









マッチポイント。









サーブはジン。









頼む。









決めろとまで言わないから入れてくれ。









ここで取られたら結構まずいから。









ジン「いくぞー」








ジンが構えて、ジャンピングフローターを打った。









だけど、それは相手のリベロにあっけなく取られて、森田にスパイクを打たれる。









それを北斗先輩がつかさずレシーブして、岸先輩が風磨先輩に上げる。







いけーっと俺達も願い願いに声を出す。









だけど、それも相手のうみんちゅがブロックに入って、ブロックされてしまう。








その落ちた球をつかさず樹先輩がレシーブ。









球は１体どっちにあがる？









風磨先輩？









やっぱり俺よりもエースな樹先輩？









バックが安定してる北斗先輩？









いや、と見せかけてのジン？









それとも............









岸「顕嵐！お前が決めろ！！！」









俺はエース。









大丈夫、きっと、きっと決めれる。








決めようと飛んだ時、周りが少し、スローモーションのように見えた。









相手の空いてるところもばっちり。









俺はそこを目掛けて









『おっしゃ！』









バチンっと球を打ち込んだ。









頼む............！！









そう願いながら、着地すると









ピーッ









ホイッスルの音が聞こえた。









結構後ろの端狙ったから、まさか、アウト？

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