駆け抜けた青春〜喜多崎高校男子バレー部物語〜6

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顕嵐side





まさか、ここで３セットするとは思わなかった。






1セット目は25-20でとったけど、2セット目で27-29でひっくり返された。






そして、現在22-22









まさに、同点。









ここで、エース岩本のサーブ。









岩本のサーブは俺らが一番苦手としていた。









そして、ホイッスルが鳴り、岩本がサーブを撃つ。









これを取れれば、流れが一気に喜多崎(うち)にくる。









そして、球は＿＿＿＿＿＿＿＿









勝利「はいはいはい、はい！」









俺との間の微妙な所を勝利先輩が声を出して








岸「よし、樹！」









球が上がった。









それが、岸先輩に繋がった。









そして、樹先輩がソッコーに入る。









相手チームの高いブロックもあったけど、









ピーッ









ホイッスルが、鳴った。









ボールが地面に落ちた。









《よっしゃあ！！！！》









樹先輩の球も今まででも五番の指に入る位よくて、それが一気に皆の自信になったのか








最後は、俺、樹先輩の連続先取により









ピーッ









ゲームセット









25-22








2-1で喜多崎(うち)が決勝に駒を進めた。









《ありがとうございました！》









皆で握手する。









俺と宮近
ジンと怜央は握手する事になってて。









宮近「顕嵐、お前絶対春高行けよ！」








『おう！お前成長凄すぎ！俺の嫌な所にツーで落としてドＭの癖に意地悪になったな！』






宮近「は？勝つ為だし！」








『みやち、春高終わったら中学にまたバレーしに行こうな』








宮近「当たり前だし！星稜に負けるなよ！けちょんけちょんにしてこい！」









『おう！』









春高まで、残すはあと一戦。









星稜高校。









絶対勝って、春高に出てやる。

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