オーディオブックから始まる法則

朝 ページ4

太陽の光を瞼が隔てながらも取り込みだんだん意識が覚醒していく ゆっくり瞼を持ち上げカーテンの隙間から覗く太陽を睨みつけた。

今日も朝が来てしまった。だが嘆いて時間が止まるなら苦労はしない、携帯で時間を確認すると7時 もう起きなければ準備が間に合わない、いつの時代でも女子の支度は長いのだ、
勢いをつけて掛け布団を捲ると朝の寒さが身体に一気に襲いかかってくる、また布団に戻りたいのを我慢して洗面台に向かった。

洗面台はリビングより寒くて思わず身震いをしてしまった、早くあったまりたいと取っ手をお湯の方向に向け上げた、少し待って湯気が出てきたらそこで手を洗う、取っ手を下にさげタオルで掌の水気を取る そのままヘアバンドを取り付ける
10代の頃と違い乾燥が気になるので最近、朝は洗顔ではなく拭き取り化粧水だ、そしてそのまま度付きカラコンを目に取り付ければ洗面台での作業は終了だ。

リビングには戻らず、そのままキッチンへと向かう
今日の朝食は生ハムとレタス ミニトマトを付け加えインスタントの南瓜スープである、朝から重いものが食べれなくなったのもきっと歳をとったせいである、だが朝食を食べなければ仕事場でお腹を鳴らし恥を書くのは私なのだ、

そのまま朝食を食べ終え、メイクに取り掛かる
下地 ファンデーション コンシーラー フェイスパウダー、ハイライト シェーディングで肌をみるみると変えチークで仕上げアイメイクに移る アイライナー アイシャドウ、仕事の場なので自然にをイメージにメイクをしていく、面倒くさい時もあるが楽しい時もある、今日は気分が少しいいので楽しむ余裕がある時だ

メイクが終わればスーツに着替え戦闘モードだ
正直仕事には行きたくないが生きていく為だ、しょうがない、お直し用のメイク用品とその他諸々を鞄に詰め込み、今日も私は戦場へ赴く、そうオタクバレは死刑だからだ、今日もバレませんようにと願いながら家の鍵を閉めた

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