Second dream chance (ページ5)

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Your dream ページ5

A「グハッ」

あるものを見て、伏せ崩れる佐竹。

どしたんだろ。

『佐竹ー生きてる？』

寝不足で疲れた？

だとしたらもっと可愛い。

A「うわ！岸！！！近いって！！ビックリさせないでよ」

顔をかなり近づけて言ったもんだから、彼女は目を開けるとビックリして、椅子を後ろに引いていた。

ごめん、ただ近くで顔見れるチャンスだったんだよ。
って、俺キモッ！！！

『ごめん！ごめん！や、急に伏せるから寝不足かな～って』

A「や、違うの。進路、私まだ全然決まってないっていうかさ、やりたい事あるけど親に言えてなくて........懇談行きたくないんだよね」

俺達は高校三年生、所謂、受験生。

俺も、大学はここを離れろと言われているから大阪か京都、それか近場で東京か神奈川にしようかと色々悩んでる。(埼玉設定)

『佐竹ってさ、夢とかあるわけ？』

アイツ、まだ幼稚園の先生だよな？
絶対エプロン似合うし、いい先生になると思う。

A「私ね、将来雑誌の編集者になりたいの。だけど、就職ってなったら東京出ないといけないし、ファッション誌がいいから専門とかでもいいかなとか。そもそも県内に進学してくれって言われてて、埼玉の国公立とか文学部ないし、そもそもお金はあるけど、私立に行かせてくれるかどうかも危うい家なのに.......」

笑いながら言う。

夢、変わったんだ。

ファッション誌の編集者。