Second dream chance

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岸side



『えーー！！！北斗が彼女出来ただと！？あぁぁ〜？？勝利も誰と行くか知らねーけど断られるし！許せねー！！』



美勇人「一旦落ち着こ。優太」



宮近「怒りすぎたら彼女出来なくなるよ〜？」


ジェシー「せっかく佐竹ちゃんといい感じなのが台無しになるよ〜？」



『っるせえ！』



俺は、彼女いないメンツ4人でお祭りに来ていた。
この4人は1年の頃同じクラスで。
北斗も来る予定だったんだけど、直前でドタキャン。


好きな子に告白されたらしい。



宮近「ってか勝利の相手って誰だよ、優太なんか知らねーの？」



『知らねー東雲とか？』



美勇人「東雲、彼氏いるだろ」



『あっそっか。じゃあ誰だ？』



ジェシー「他校の女の子！」


宮近「それはジェシーの得意分野でしょ？」



ジェシー「ハハッ、バレた？」




誰だよ、勝利の相手って。
心当たり無いな。



美勇人「優太抜け駆けすればよかったのに。佐竹と。絶対行けただろ」




俺と佐竹の過去を知らない美勇人や



ジェシー「そうだよ！青学のキャンパス2人だけで行くんでしょ？スカイツリーも！デートじゃん！OKくれたんじゃね？今日も」




ジェシーもそう言うけど。




『くれないと思うよ。きっと。青学はただ志望校が一緒で行く相手とか色々。俺、佐竹と付き合えないと思うし』




美勇人「何で？脈アリじゃん！」




脈アリ。





脈なんてあったって、付き合えないよ。





あるのも錯覚だ。

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