駆け抜けた青春～喜多崎高校男子バレー部物語～Second Season (ページ43)

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Volleyball 42 ページ43

Aside

練習はいつも通りスムーズに進んだ。

今日は、私がもうこの部活にいなくなりますと言う日だ。

坂本「今日は、皆に大事なお知らせがある」

『背番号決まったので発表したいのと、その前に私から大切なお知らせがあります』

私がこう放った時、ジンと目が合った。
悲しそうな顔をしていた。
ねえ、そんな顔しないでよ。
私だって言いたくないよ。

『私は、今回の公式戦、3年生の最後の試合を持って男バレのマネージャーをやめます。そして、女バレのプレイヤーとして今後頑張っていこうと思います。自分なりに沢山悩みました。どうしても自分で春高に行く、お兄ちゃんと春高でプレイヤーとして会うという夢が諦めきれませんでした。勝手でごめんなさい。直前の発表になってごめんなさい。私は最後までマネージャーとして役割をきっちり果たしていきたいと思ってます。不満とかあるのは分かってます。春高の時に私を女バレに行かせてよかったと思えるくらい頑張ります。本当にごめんなさい』

そう言って皆に頭を下げた。

拍手なんてない。

無言の空間が続いた。

それを破ったのは

涼「先輩、足の怪我大丈夫なんですか…？」

昔から私を知る涼だった。

北斗「そういえばお前、次に足の怪我したらヤバイっていう意味も込めて男バレに入ったんじゃ........」

瑞稀「そうですよ。次怪我したら歩けるかどうかも..........いいんですか？先輩」

『いいよ。歩けなくなったって。かけてみたくなった。もう一度やってみたくなったの。皆の背中を見て。歩けなくなっても私は後悔しない』

まつく「A、マジでふざけんなよ。綺麗事ばっかり並べてんじゃねえよ。井ノ原来た時からそのつもりだったんだろ？拒否してたけどバリバリ心の準備だけはしてたんじゃねぇの？最初から俺らを裏切る気だったんだろ？」

やっぱり簡単にはいかないみたいだ＿＿＿＿＿＿

✄--------------- ｷﾘﾄﾘ ---------------✄

きいです。新作出来ました！
Break heart

しょうれんがメインの500人記念作品です！
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