Volleyball 41 ページ42
Aside
『もしもしお兄ちゃん。私、明日にでも戻るって報告することになった』
紫耀「そっか！結構すすんだなぁ〜」
『ジンにさ、え？みたいなガチトーンでかなりショック的に言われたけど、顕嵐も先生も岸先輩もどうぞどうぞみたいな感じだったし』
紫耀「んなわけねーだろ。皆優しいんだよ。岸に関しては引退してからの話だから関係ないからああだよ。自分達の時代は今までにないくらい史上最強だと思ってるんだよ。それに対して神宮寺は自分が頼りにしてる司令塔である岸先輩がいなくなって確実に不安を覚えてる。顕嵐と松倉、一年の高橋は安心してるみたいだけど、司令塔がカウアンと瑞稀。どれだけ頑張っても岸先輩に劣ってしまう。今の代以上の実力を出せるのはセンターしかない。そこを補うにはAの圧倒的な戦略力が必要なんだろ。焦ってるのはまあ目に見えてるし、廉も相談受けてたらしい。まあ、アイツも同じだから」
『嘘でしょ.............？』
私、ジンがこんなに追い詰められてたなんて知らなかった。
だから、私の事止めたんだ。
考えてみればそうだ。
セッターもそうだけど、ライトだってどうなるか分からない。
後はなんとなく想像だけはついてるけど。
確かにメンツだけ見れば確実に今のチームより人数はいたとしても実力だけは完全に劣る。
廉の所だってそう。
紫耀「ホントだよ。目に見て俺らだって分かるし、廉がこの前俺に喜多崎も大変だよなって漏らしてたから確かだ」
『この状況で私がいなくなっても大丈夫かな？』
紫耀「中途半端にいるよりはいいんじゃねえの？マネージャーやなくても出来ることって絶対あると思うんよね。同じバレーボールプレイヤーとして」
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作者名：きい
| 作成日時：2017年3月18日 19時
