L.L.L.Love stories【中編集】

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Aside




丈から返信もないまま、どうしたんやろと思いながら家に帰る。






そして、部屋を開けると






丈「おっす！お疲れちゃん！」







そこには練習を終えた、丈が部屋にいて。






『はあ！？待って、あんた1日練だよね？終わったわけ？』




私が丈にLINEしたのは12時15分。
そう、午後練が始まる前。
皆が絵梨の事気になりすぎて早く集まった結果、こうなってしまった。



アイツ、スマホ見ると思ってたのに、既読つかないと思ったら、これって..........。






丈「おう。で、昼休憩の時にAからのLINEに気づいて、電話するなら会いに行こうって」





ホント、丈って会うの好きだよね。
電話もだいたいFaceTimeにしたいっていつも言う。
それで、お笑いギャグとかしてくんの。




『なら、LINEくらいしてよ。ってか既読つけろ！』





丈「あ、ごめんごめん！で、俺に晩に電話したいって何で？」






『絵梨、大吾くんとデートしたんだって。あんまり言いたくないけどさ、絵梨、大吾くんに結構本気みたいよ？奪い返さないと！どーすんの。色々聞かせられてるんでしょ？どーせ』






丈「はーっ！その話か！俺の事そんなに心配してくれるん？珍しく」






『まっまあね』






丈に勝ち目はないから。
大吾くんと付き合ってるし。
多分、本気で。







丈「なあ、A。俺、大吾と絵梨がこうなってくれて凄い幸せやって思ってる」





丈は何でそんな考え方出来るん？
やって...........






『自分だって、絵梨の事好きな癖に』







丈「なあ、俺がホンマに絵梨の事好きなように見える？」







何でこう、分かりきったような事を聞くのだろう。
答えなんて、分かってるのに。

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