私達っておかしい!? 14 ページ45
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空気が、凍りつく。
待って。は?
兄貴帰ってきたん?
A「ねえ、大吾。今日誰もいないんじゃ.........」
さっきまであんなに色っぽく潤んでいたAの瞳はドンドンいつもの瞳に戻っていく。
『聞いてへん。俺、マジで聞いてへん。』
アイツ、京都で一人暮らししてるんじゃないのかよ!!
おい!!
せっかく俺の童貞が............
あんなに綺麗で色っぽくて可愛かったAが..........
A「はあ!?待って、和希さん今から上がってくるよね?着替えないと!!」
あ、せや。
『せやせや!ヤバイヤバイ!!早くこれ着て!!』
俺はAに服をポンポンと渡して、急いで服を着直し、グチャグチャになったベットを戻す。
Aにタオルを渡して、汗を拭いて、よしこれで大丈夫か!
和希「お!大吾!戻ってきたで〜!」
そこには少し背の伸びた髪の毛を茶髪にした二歳年上の俺の兄貴の和希。
『兄貴、大学は?』
和希「大吾、もうすぐ国公立の推薦の発表やろ?ホンマは明日やって言うてたけど、麗美が急に会いたいっていうから久しぶりに帰ってきたねん。Aちゃん久しぶりやね」
はあ!?
かっ彼女の為に1日早く帰ってきただと!?
ざけんな!ざけんな!ざけんなー!!!!
『彼女の所に帰れや。まだ、昼も来てないで?』
最悪。
もう、兄貴タイミング悪すぎ。
和希「えーやって、麗美バイトやから2時からしか会えれへんって。それにAちゃんと付き合い出したって聞いて久しぶりに会いたかってん。何年ぶりかな?」
『んー大吾が怪我してからやから3年振り?ですかね。お久しぶりです和希さん!』
和希「Aちゃんまた美人になったなぁ〜っていうより二人共汗かいてて顔も火照ってるけどどうしたん?」
ヤバイ、さっきカモフラージュしたのに、出来てへんやん。
A「彼女さんと会うのって2時からですよね?」
和希「せやけど」
A「お昼作るので和希さんも一緒に食べましょうよ!いっぱい買ってきたんです!」
ニコニコと何事もなかったのように媚を売るA。
目が怖いです。
和希「ホンマに!?じゃあいただくわ!」
未遂では終わったものの、何とか兄貴にバレる事は防ぐことが出来た。
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きい(プロフ) - はるちさん» コメントありがとうございます!ありがとうございます、頑張ります! (2016年9月21日 18時) (レス) id: 580ca01b82 (このIDを非表示/違反報告)
はるち - めっちゃ面白かったです♪これからも頑張れんれんo(^o^)o (2016年9月21日 18時) (レス) id: fb4b4f2984 (このIDを非表示/違反報告)
なにきんLove(プロフ) - すごい面白いです!もう少し更新して欲しいです! (2016年9月8日 8時) (レス) id: 5bb65159e8 (このIDを非表示/違反報告)
きい(プロフ) - ゆうなさん» ありがとうございます!頑張ります(^^) (2016年9月6日 21時) (レス) id: 580ca01b82 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな(プロフ) - きいさん» この作品大好きなのでこれからもがんばってください! (2016年9月6日 21時) (レス) id: bcbdb9134e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きい | 作成日時:2016年8月2日 18時