偽装彼氏 -Another of stories-

こうはい 29 ページ29

そして、迎えた再来週



絵梨「ねえ、Aちゃん私どっち応援すればいいと思う？」



『そりゃあ自分の高校ですよ！』


絵梨「待って、大吾に殺される。なんでよりによって.......」



私は絵梨先輩達とサッカー部の試合を見に来ていた。




廉先輩とは嬉しい事にずっとLINEが続いていて、頑張ってください見に行きますってまた凄く喜んでくれて。



『Aちゃん、私達も頑張らなきゃね。サッカー部みたいに四日目行こうね！』



Aちゃんにかかってる！なんて言って。



『絵梨先輩、三日目に南倒さなきゃいけませんよ？』



絵梨「あーうわうわうわ！無理やねん！Best4やで？Best4！！」


『勝たないとBest4なれませんよ？サッカー部みたいに』



今日は、サッカー部夏の県大会の決勝。



初めての決勝進出で、地方大会への出場も決まってる。




いつもBest4か8で負けてるから決勝は10年ぶりらしい。



西畑先輩達の学校は県内の公立高校の中では体育科もあるスポーツの伝統校で毎年のように決勝にいる。



普通科の癖にレギュラーの西畑先輩は只者ではないと廉先輩が言っていた。



絵梨「ぐへぇ〜やだよ、あのコース嫌い！まあ、頑張りますかね！バレー部も初のBest4に向けて！」


『はい！』




話をしていたら、選手達は列に並んでいる。



いろんな部が試合だからと全校応援は地方大会から行くらしい。



8番の背番号をつける廉先輩。





やっぱりかっこいい。




絵梨「皆ーがんばれー！！」



とか皆応援の声を飛ばす。
絵梨先輩は結局皆応援するを選んだらしい。



『廉せんぱーい！！頑張ってください！！』



先輩に届けと私も必死に声を飛ばす。



先輩はクルッと振り返って、私と目があった。


そして、右手を挙げて拳を作る。




ああ、嬉しい。




ホントに嬉しい。



私も同じマークを先輩にかえした。




ピーっという笛の音と共に試合がスタートした。

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