偽装彼氏 -Another of stories-

こうはい 12 ページ12

やっぱり中学の頃からずっと憧れていて、永瀬先輩が高校に進学した後、その感情はいつの間にか恋に色を変えていたのだと気づいた。



だから、当時付き合ってた彼氏とも別れた。





優奈「まあ、それ結構前から聞いてるから慣れたわ」






真子「私も一年聞いてると流石にね。ってかどうやって絵梨先輩に勝つの？永瀬先輩、ホントどうやったら靡くか謎だよね........」






永瀬先輩は本当にすごくモテて、平野先輩や金内先輩もモテて有名だけど、それを差し置いて人気を誇っている。





先輩の事を好きな女の子は沢山いて、お菓子をあげたりとかしているのに、一向に振り向かず、たまに告白の振り方が散々だと噂で聞くほど。




そんな事をしたくない私は、今までも目立つように副会長とかキャプテンとかをしたりして、永瀬先輩に私の存在を知ってもらおうと頑張ってるつもり。
今年は永瀬先輩、体育委員長やから生徒会で沢山かかわれるかもって淡い期待もしている。






『もう、それが分かればホントにく「A、LINE」





音がして、どーせ優奈が吉野くんから連絡来たんだろって思ってたらまさかの私で通知を見ると.........







『うえっ！！！？？嘘！？なっ永瀬先輩！！？？なっ何でぇ！！？』






そこにはしっかり“永瀬廉”と書かれたメッセージがあった。

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