【ヒロアカ】轟兄さん３【男主】 (ページ3)

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『そういう趣味だったの』

「何の話だ」

いや、まさかな

ありえん。ありえんだろう

混乱する頭で父さんの方を向くとなんだか嬉しそうにニヤニヤしていて悪感

「お前もまだまだだなA。こんな奴に捕まるとは」

『・・・だれだそいつ』

父さんが右で捕まえてるぐったりとしていいる人間を持ち上げる

まるで狩ってきたウサギやら鳥やらを「獲ったどー」と自慢しているかのように

「今朝お前のサイドキックから連絡が来てな。」

『わざわざ助けに来たの？なんで、仕事は』

仕事よりも息子優先だろってか？やめてくれ、気持ち悪い

俺はここを一人で脱け出せた

きっと最近雇った俺のこと大好きなサイドキックの一人が余計な御世話でもやいたのだろう

他の奴ならこんなこと絶対にしないからな

教師陣でもそうだ、というか同じヒーローもそう

でもそれは冷たいとかそういうことじゃない

俺を強いと認めてくれて俺を信頼してくれているからこそ

『こりゃまた補習だな』

心配したかったら俺より強くなれって

「まぁ、しかしお前らしくもない。こんな雑魚に捕まえられるとは」

『…そうなんだよな。俺なんでここにいるんだろう』

まったくもって思い出せない、…ま、いいか

俺はその後何もなかったかのように学校へ向かう

そう、俺にゆっくりじっとり潜む影にこの時の俺は気づかなかった

後に大事になるとも知らずに

『こんちゃー』

「A君っ！ぶ、無事だったんだね！！」

『えー、なになに？心配してくれたの？オールマイト』

「A。轟保健室にいるから連れて帰れ」

『そりゃまたなんで？』

話しを聞くとどうやら俺が誘拐されたことを聞いた焦凍は助けに行くと暴れまわり結局ミッドナイトの個性で寝かせられたそう

『焦凍』

「ん…にぃさん」

『ただいま』

「けがは…？」

『ないよ、大丈夫』

寝ぼけている焦凍、それでも俺の顔をみてホッとしたように笑顔になる

「なんで捕まったんだ？」

『それがね”覚えてない”んだよ』

「珍しいな」

『犯人はどうやら俺の猛烈な男性ファンだったらしい』

「燃やしてやる」

警察からの報告が後からきた

俺を誘拐したらしい奴はただの市民

ヴィラン連合とはなんら関係ない

個性も手を伸ばせるというもの

そう、普通の人間だった