【ヒロアカ】轟兄さん３【男主】 (ページ42)

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「確認だ、解除しろ」

Mr.コンプレスの個性により圧縮されていた爆豪と常闇は玉から解除されたが爆豪はヴィラン側に捕らえられそのままワープがだんだん閉じられる

「かっちゃん！！」

緑谷がワープに向かって走るがその横を炎の一筋が通り過ぎワープの中に入っていくのを３人が確認する

「やっとのお出ましか」

その炎はあまりにも速い速度で入り込みワープは閉じるが４人ははっきりと聞いた

『お前ら、追ってくるなよ』

「…兄さんっ！兄さん！！！」

森は青く燃え

４人はただただその景色を見ることしかできなかった

「にぃ、さん…」

ヴィランが去った１５分後救急や消防が到着した。

生徒４０名のうちヴィランのガスによって意識不明の重体１５名

重軽傷者１１名

無傷で済んだのは１３名だった

そして行方不明が１名

プロヒーローは６名のうち１名は頭を強く打たれ重体

２名が行方不明となっていた

「っ、クソっ！兄さん…」

目の前で救えなかったクラスメイト

そして何よりも最後に見た兄の姿

悔しくて情けない

焦凍は敗北感と絶望感に打ちひしがれていた

一方翌日の学校では外で報道陣が群がり会議室では職員会議が開かれている

なぜこのようなことが起こったのか

今回の騒動により捕らえられた爆豪とA

「爆豪くんが狙われた理由は彼の粗暴だとして、Aくんはなぜ目標とされていたのか」

「Aは自分からヴィラン側に突っ込んでいったらしい。決まりだろ内通者」

「マイク、本気で言っていってるの！？Aがそんなこと」

「やめろ、これもヴィラン側の策だろ。疑心暗鬼にして内側から崩していく」

ヒーローとしての信頼

学校としての責任

前代未聞の大事にどう対処するか

教師側だけでない

それは

生徒側も同じだった