【ヒロアカ】轟兄さん３【男主】 (ページ28)

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夕方５：２０分

もうそろそろ日も沈む頃

「あ、やっと来たニャ～」

「結構遅かったね」

約８時間を絶やし無事なのか無事じゃないのかわからないがヘトヘトになりながら全員目的地まで到着した

「何が３時間ですかー」

「それ、私たちならって意味」

「でも、A先生は…僕たちと同じ年で」

『出久、それは俺だからだよ』

笑顔で言ったはずが全員俺の顔を見て真っ青

あれ？なんで？

気にすんなって意味だったんだけど

そして焦凍、出久、勝己、飯田はピクシーボブに唾をかけられている

『って俺にまでやめてください！』

「Aも２５でしょ、どうよ私とか」

『焦凍がめっちゃ見てるんでそういう話は冗談でも後でお願いします』

生徒たちがバスから荷物を降ろし一度部屋でくつろいでいる頃

「おぉーA料理うまいじゃん」

『まぁ、人並みには』

「いいお嫁さんになるよぉー」

実は生徒たちが奮闘している頃から俺は大量の料理を作らされていた

『すいませんがこれら運んでください。
そろそろあいつらも食堂に来る頃だと思います』

ちなみに俺はB組の夕食も作らされました

『相澤さん…つまみ食いしないでください』

「いいだろ減るもんじゃない」

『いや、確実に減ってる』

Aせんせーうまいでぇえええす！！

と遠くから聞こえる声

テンションおかしくなってるなあいつら

「Aっ先生！」

『あれ、焦凍どうした？ここ食堂じゃないよ』

「エプロンつけてるって！聞いて」

『…家でもたまにつけてるじゃん』

目をキラキラさせてそわそわしてる焦凍もテンションおかしい

『ほら、夕食途中でしょ。
早く行かないとあいつらに俺の料理全部食べられるよ』

「それは、ヤダ…」

『うん。じゃぁ食べておいで』

「先生は？」

『俺はみんなが帰ってくる前に食べたよ』

「そうじゃねぇ」

少し頬をピンクにしてうつむきがちで小さな声

「…バスの中で。俺のことっ」

『あぁ、来る時のバスね』

「お菓子、持ってこれなかったから俺…」

まだそのこと気にしてるのか

もじもじしてる焦凍があまりにも可愛かった

『んじゃ、いただきます』

「っ…！」

『フフッ…ごちそうさま』

「ぉ、おそ、ま、つさまでした」

真っ赤になった焦凍は厨房から走り去った

「今のはアウトだろ」

『え、なんでですか？』

焦凍の口端についてた米粒を食べただけなのに