【番外編】緑谷出久のとある日曜日２ ページ42
「そろそろだね！轟くん！」
「あぁ」
轟くんが言ったとおり３時間ほど並んだ僕たちは次の次にまできた
A先生がサインを写真集に書きそれを一人一人に丁寧に渡して握手をする
もう朝からずっとこれを続けているのに疲れなんて見せないあの笑顔は本当にすごいなと思う
しかもかっこいい
「緑谷、サインの時間は約３秒、写真集を渡されて握手するまで約４秒だ」
「え？何轟くん」
「俺たちに与えられた時間はその７秒しかない、その時間で自分の気持ちを伝えないといけねぇ
もちろん、兄さんへの気持ちは７秒じゃ語りきれねぇけど
７秒を無駄にするわけにもいかねぇだろ。今のうちに考えとけ
自分は何を言いたいか、何を伝えてぇのか」
いつもより饒舌な轟くんに僕は目を点をしたけれど
先に行った轟くんは確かにすごかった
『焦凍っ！？お前また並んだのか？』
「兄さん、俺は兄さんが好きだ、そこらへんのやつには負けねぇ、
好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ」
『ありがと。もう並ぶなよ。帰ったら構ってやるから』
「兄さん！すきだぁあああ！」
もうなんだろう、あれは轟くん…なのか？
「次の方どうぞ」
「は！はいっ！！」
『ん？出久？お前も来たのか？なんか恥ずかしいな』
写真集にサインを書き出したA先生
かっこいい
は！何か言わなきゃ！
「A先生！ぼ、僕！」
「お時間です」
「ぇ！まってくっださい！」
「これからもヒーローAをよろしくおねがいします」
「っ！A先生！僕！A先生みたいなヒーローになりたいです！！！」
……
「緑谷、どうだった」
「…言ったには言ったんだけど。
スタッフの人に追い出されてA先生に届いたかはわかんない」
「そうか、確かにあのスタッフ俺にまでも容赦なないからな」
イベントも終了し外はもう真っ暗
僕と轟くんは近くのお店に入って反省会？をしている
今日でA先生の凄さを知った
人気なこともそうだけどそれだけじゃない
いろんなことを学んだ１日だった
轟くんも幸せそうな顔で写真集を見て…
「…ぇっ！轟くん！？どうしたの！」
「やべぇ、かっこいい」
「っ！」
僕、本当にヒーローになれるだろうか
A先生みたいなヒーローになりたいと言ったけど
なれるだろうか、いや。多分無理だ
こんな写真、真似できませんA先生
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紅しょうが - 私鶴丸と三日月が初太刀です！ (2020年9月1日 16時) (
レス) id: 01ef15654f (このIDを非表示/違反報告)
月夜 黒輝(プロフ) - 鶴丸...狙ったら一髪で来てガクブルしてました…その後も石切丸狙ってたら蛍丸が出てガクブルして違うゲームのガチャを引こうとしたけど…運がなくて十一連十回(位)自爆しました。ちなみに文マヨです。運をください。お願いします。しょうと可愛い。 (2019年1月16日 12時) (レス) id: 9616d08dd2 (このIDを非表示/違反報告)
要(プロフ) - わらび餅さん» まじか！正解です。これからも頑張って読んでくれると嬉しいです。 (2018年7月29日 17時) (レス) id: 9c2ab0c7d9 (このIDを非表示/違反報告)
わらび餅(プロフ) - 初コメ失礼します！面白くて凄く好きです！！！(語彙力)2-12の鼻歌、とうらぶのゲームのOPの夢幻乱舞抄、ですか？ (2018年7月29日 14時) (レス) id: 8bfb49765e (このIDを非表示/違反報告)
とうみ(プロフ) - とても面白かったです！3章楽しみにしております！作者様のペースでお書き下さい！…私は三日月が来ません。なんでだ…！ (2018年6月14日 22時) (レス) id: d7a98ee12a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：要
| 作成日時：2018年4月19日 0時
