【番外編】最初の約束 ページ39
『はぁ…』
なんだか眠れなくて縁側で月を見上げた
春ももう終わりそうでそろそろ梅雨に入る
その前に月を見ておこう
「お兄ちゃん…」
『焦凍？どうした。』
もう夜も更けてるというのに
「膝に座っていい？」
『いいよ、おいで』
「背中、大丈夫？」
『もう完璧、大丈夫。焦凍は？まだ痛い？』
「うんうん、僕ももう完璧大丈夫」
月光で見える笑顔は寂しげで
あぁ、焦凍も俺みたいに嘘ついてるんだなって
痛いに決まってるのに。
俺もこんな笑顔をしているんだろうか
あぁ、失態だな
「お兄ちゃん、」
『ん？どうした？』
「僕はお兄ちゃんが大好きだしお兄ちゃんの炎も大好き。でも」
あぁ、失態だ
「もう、僕は炎を使わない」
『焦凍』
「ごめんなさい、ごめんね、お兄ちゃんっ」
どうして謝る
なんで泣く必要があるんだ
「お兄ちゃんは大好きだよっでも」
『分かってるよ。分かってる…焦凍が辛いことは』
だから、好きにすればいいよ
『お前の好きにすればいい。俺のことをいちいち考えなくていい
お前は、お前だけは。好きにしていいんだよ』
憎い炎なんて、捨てて仕舞えばいい
『俺ね、ここ数週間悩んだんだ。でもやっぱ…俺ヒーローになるよ』
母さんも焦凍も、家族すら守りきれなかった
毎日毎日考えた。俺はヒーローになっていいのか
誰かを救えるのか
この個性で何ができるのか
『思ったんだよ。俺ができること…』
「何？」
『ひみつ。でもいつか教えてやる』
いつか
それはすぐの未来
第２章続
轟Aオリジン
「兄さんっ！」
「この力、本当は君にあげるつもりだったんだ」
「Aっ、ごめんね。ごめんなさい」
何度も考えた
何度も思った
消えない傷は
俺の罪だ
『焦凍、お前は…俺の自慢で俺の光だよ』
「A、お兄ちゃんっ」
なんで俺じゃないんだろう
なんで俺なんだろう
『っ母さん。俺はっ…なんで生まれたんだろう』
締め切りしましたがまだ自由に考えたい人続けてどうぞ
http://uranai.nosv.org/u.php/enq/kaname12342/
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要(プロフ) - lokilokiさん» 事後報告ですか？やめてほしいですね (3月25日 1時) (
レス) id: fff3568e99 (このIDを非表示/違反報告)
lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (3月25日 0時) (レス) id: 388da595fc (このIDを非表示/違反報告)
葵葉 - 待ってほんとにヤバイ、ウンコドリルを真顔で渡すエンデウ"ァーはヤバイ。腹筋崩壊して夜中に小説見てるの笑い声でばれてまう。 (2022年12月26日 2時) (レス) @page5 id: 3c601836b6 (このIDを非表示/違反報告)
しょーとくん推し - 面白いです！ そば作るとこ面白くて一人悶えてました！ (2021年8月26日 1時) (レス) id: 6a10b02928 (このIDを非表示/違反報告)
要(プロフ) - もちさん» あらあらあら、ありがとございますっ！完結してるのに読んでもらえてうれしいでぷ (2020年8月28日 17時) (レス) id: 9c2ab0c7d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：要
| 作成日時：2018年2月19日 14時
