４−６ ページ9
どうにかこうにか焦凍を説得させ週に２回俺が泊まりに行くという条件の下了承を得た
なんか立場が逆な気がするのは置いておいて
次の家庭、いよいよ爆豪家にいくことになった
「次の御宅はそううまくいかないと思うよ」
『や、大丈夫でしょ』
相澤さんとオールマイトは少し顔が暗いような気がするけれどあまり心配はいらないと思う
確かに自分の子供がヴィランに連れ去られて黙っている親なんていないだろう
それでも勝己のヒーローに対する熱意にあの両親がダメということは考えられない
いや、むしろ応援する人たちだ
「あ、はい。よろしくお願いします」
「ババァ！叩くんじゃねぇブッ飛ばすぞ！」
「うるっさい！元はと言えばあんたが弱っちいから取っ捕まってご迷惑かけたんでしょう！！」
家に着き今回起こったことの謝罪を改めて先にした後全寮制説明をする
先ほど心配ないと俺は言ったがそれは全寮制のことであって、今回ヴィランによる勝己の誘拐については頭をさげる他ない。
しかしそんな重い空気とは裏腹にバシっ！！と乾いた音が走った
「二人ともや、やめろよ。先生方が驚いてるだろ…」
「うっせんだよクソ親父！テメェは黙ってろ！」
「うっせぇのは勝己でしょ！あんたも喋るならハキハキ喋りなさいよ！」
「A君、ごめんね…」
『俺は大丈夫ですが。多分こっちの２人は戸惑ってます』
俺の一言で取っ組み合いをしていた勝己ママはハッ！とし勝己に痛恨の一撃を食らわす
「あの、本当に宜しいのでしょうか」
「ん？あぁ寮でしょ。むしろありがたいよ」
会見での相澤さんの言葉がとても嬉しかったらしい
それを聞いた相澤さんは珍しいことにポカーンとしていた
「一杯おごろうか」
『あ、俺にも俺にも』
ニコニコ、コショコショと話すオールマイトに俺も言う
「それにA君が勝己を追って一緒にいてくれたことしって
私達、随分救われたんだよ。ありがとね」
『ぃゃ、その…恐縮です。』
「いやん、もぅかっわいい〜息子にしたい」
「キメェんだよババア！Aに触ってんじゃねぇ！！」
なぜか俺は勝己ママから撫でられ抱きしめられる
なんか恥ずかしいですっ！
その後なかなか離してもらえず結局は勝己と言い合いになったところを静かに抜け出した
「A、次行くぞ」
『俺のせいじゃないよ…』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2351人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
メロンパン - めちゃくちゃ面白かっです。続き楽しみにしてます。 (9月2日 13時) (
レス) id: 77fdb417b6 (このIDを非表示/違反報告)
あ - 更新再開したら、轟の兄さんが敵の個性で性転換しちゃった話を番外編で見たいな、何て… (7月3日 17時) (レス) id: da84770975 (このIDを非表示/違反報告)
lokiloki - 愛知県は名古屋城、えびせんの里です (6月10日 7時) (レス) @page2 id: a5183fd4ed (このIDを非表示/違反報告)
春千瑠 - 全部読ませていただきました！デレデレ焦凍くん可愛かったです！轟兄さん5が楽しみです！無理せず頑張ってください！ (2023年1月4日 18時) (レス) @page38 id: 6c259301f0 (このIDを非表示/違反報告)
星音(プロフ) - 面白すぎて何回も見直します！これで5回目です！これからも頑張ってください！更新まってます！！！！！ｷﾘ (2021年11月20日 9時) (レス) id: f19c2b6700 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：要
| 作成日時：2018年8月20日 21時
