焦凍とお兄ちゃんの旅（京都） ページ34
何気初めての京都に俺も焦凍も少しドキドキ
これが日本だというのを見せられてる感じがする。
珍しく俺と焦凍は浴衣を着て身も心も日本に染まった
ちなみにいうと焦凍は青の浴衣に俺は黒の浴衣
「兄さん似合ってる」
『焦凍も似合ってるよかっこいい』
「…ﾆｲｻﾝﾓ」
『ん？』
ちっちゃい声に耳を傾けたけどちょっと聞こえなかった
改めて焦凍の浴衣姿を見る
うんうん、かわいいね
こうなんとも言えない色気に乗じて少し意地悪してみたくなるけど我慢我慢
「兄さん、人力車乗ろう」
『いいけど、引く人可哀想…』
男女ならともかく筋肉質の体格のいい男２人が乗っても大丈夫なのだろうか
まぁ、乗ってみて無理そうだったら俺が変わって引っ張ればいいかと近くにあった人力車に乗って観光してみる
『お、進んだ…結構高いな』
「初めて乗る」
『俺も、今の季節は涼しくていいね。夏だったら暑くて…』
暑くて死にそうだと言おうとしたら焦凍がクイッと浴衣の袖を引っ張る
顔をそちらに向けるとなんとも言えない上目遣いでボソボソ言う
『どうしたの』
「ぁ、…あつい」
『え、涼しくないか？』
というか焦凍は自分の体温を調節できるんだから真夏だろうが真冬だろうがあまり関係ないと思うんだけど
なかなか聞かない焦凍の暑いにどうしたんだと聞いて見ると
「ぁっぃ」
『ちょっと、焦凍！？』
浴衣を緩め胸元を少し開けて肩を若干出す
え、なになに？
焦凍の大胆な行動に混乱して観光どころではない
『焦凍、具合悪いなら帰ろう』
「まったく悪くねぇ」
『でも、そんな格好みんなにみられたら』
ムスゥとほっぺを膨らましたかと思えばそそくさと着直してる
一体なにがしたかったんだ？
ことんと俺の肩に頭を置いてきたので撫でてやるとぽっぺの膨らみは消えた
暑かったのはどうなったのか額に唇を当ててみたけど特に暑さは感じられず
でも焦凍の顔は赤かったので心配したけどそのあと甘味屋に入って季節外れのかき氷を食べてもとに戻ったようだった
『ねぇ焦凍』
「なんだ？」
『ところでさっきの肩だしはなんだったんですか』
「…しらねぇ」
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メロンパン - めちゃくちゃ面白かっです。続き楽しみにしてます。 (9月2日 13時) (
レス) id: 77fdb417b6 (このIDを非表示/違反報告)
あ - 更新再開したら、轟の兄さんが敵の個性で性転換しちゃった話を番外編で見たいな、何て… (7月3日 17時) (レス) id: da84770975 (このIDを非表示/違反報告)
lokiloki - 愛知県は名古屋城、えびせんの里です (6月10日 7時) (レス) @page2 id: a5183fd4ed (このIDを非表示/違反報告)
春千瑠 - 全部読ませていただきました！デレデレ焦凍くん可愛かったです！轟兄さん5が楽しみです！無理せず頑張ってください！ (2023年1月4日 18時) (レス) @page38 id: 6c259301f0 (このIDを非表示/違反報告)
星音(プロフ) - 面白すぎて何回も見直します！これで5回目です！これからも頑張ってください！更新まってます！！！！！ｷﾘ (2021年11月20日 9時) (レス) id: f19c2b6700 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：要
| 作成日時：2018年8月20日 21時
