【ツイステ】その黒うさぎ、ハーツラビュルにて【男主】

そのウサギ、フェアリーガラVII ページ41

「うわぁ〜！すげぇ！植物園が花でいっぱいに飾り付けられてるぜ！」




いつもの植物園が花や草、金の粉にたくさんの料理

会場には小指より小さい妖精から俺よりも大きい妖精までいろんな種類の妖精がいる

会場の奥にはランウェイと豪華な椅子。きっとあそこが女王様の座る特等席




「あんな目立つところでティアラをとったらオレたち妖精に捕まっちまうッスよ！」

「すぐ近くに亜熱帯ゾーンがあるだろ。ティアラを手に入れたらすぐあそこに逃げ込めばいい」

「レオナさん、人ごとだからって簡単にいいますけどねぇ〜！作戦失敗したら捕まって締められんのはオレと監督生くんたちなんスからね！」




確かに女王の左右にはお付きの妖精。その他にも観客は沢山いるだろう

気付かれない方が難しい。体が消える魔法のマントがない限り

途端に首元に腕が巻かれグイッと引かれる






「俺とウサギがそうさせないから大丈夫だっつってんだよ。」

『え、俺も？』

「当たり前だろ」

「…もー！その言葉、絶対に忘れないでくださいね！？Aくんも！！！」




なんてこの人は強引なのだろう

でもこれに失敗したら留年だけじゃなく、ラギーたちも危ない

もうあとには引けないのだからそろそろ俺も腹をくくろう





『やるときはやる男って自分で言っちゃってるし。失敗したらリドルやヴィル先輩になんて言われるか…惚れさせに行くとするかな。女王様を』


「おぉっ！いつものAに戻ったな」


「うっわぁ…さっきまでのAくんの方が良かったッス」


『え？ラギーは既に俺に惚れてるって？』


「うざすぎる…」






それから２手に別れた俺たちは出番を待つ









「続きまして…エントリーナンバー14.『俺と召使』？一体どんなファッションを見せてくれるんでしょうか。拍手でお迎えください、どうぞ！」

そのウサギ、フェアリーガラVIIl→←そのウサギ、フェアリーガラVI

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す