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「こっちはもうすぐ期末テストがあるんですよ」
「そういやお前まだ高校生だったな」
「馬鹿ですかアンタは」
岸辺に差し出されたタバコを断る
心は憂鬱だ。渇き切っている
「Aとは最近どうだ」
「どうもこうもないですけど」
「アイツは可愛い。俺の癒しだ」
「やめてください。あの人は俺のです」
嘘。まだ俺のになってはいない
心は許してくれてる
触らせてもくれる
なのにどうしてか後一歩のところが届かない。そんな感覚をずっと味わい続けている
「アイツは寂しがり屋なんだよ。直ぐに拗ねるし直ぐに泣く」
そんな姿あまり俺には見せない
いつも余裕ぶって俺には平気そうに笑って見せるんだ
彼女は”大人”を演じている
「知ってますよ。彼女のことは俺が一番知ってる」
「…嫉妬?」
「全く」
「若いねぇ、お前ら」
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作者名:要 | 作成日時:2022年12月7日 17時