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「アイツまた…」
彼女は今、どこで何をしているんだろうと重宝しているアプリを立ち上げる
今度は居酒屋ではなくとあるバーを指していて全く懲りないなと呆れた
どうせ潰れて出ないだろうと分かっていながらも電話をかける。何度目かのコールが過ぎても出ない彼女にやっぱりかと通話を切ろうとした途端その音は消えた
「あ、出た…ねぇAさ」
ついさっきまで俺は確かに腹を立てていた
せっかく彼女が食べたがっていた限定スイーツを並んでまで買ったのにその彼女は知らない男とどうせ飲んでいるんだと
もしこの電話に出たら少しキレてみようかな。なんてことも思っていたような気がする
それなのに
____ヒロ君、会いたい…_____
彼女の小さな声。それだけで俺は口元を隠した
その一言だけでさっきまでの感情なんてどうでも良くなった
「うん。今迎えに行く」
__
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作者名:要 | 作成日時:2022年12月7日 17時