検索窓
今日:2 hit、昨日:19 hit、合計:57,899 hit

ページ6

「アイツまた…」




彼女は今、どこで何をしているんだろうと重宝しているアプリを立ち上げる

今度は居酒屋ではなくとあるバーを指していて全く懲りないなと呆れた

どうせ潰れて出ないだろうと分かっていながらも電話をかける。何度目かのコールが過ぎても出ない彼女にやっぱりかと通話を切ろうとした途端その音は消えた




「あ、出た…ねぇAさ」




ついさっきまで俺は確かに腹を立てていた

せっかく彼女が食べたがっていた限定スイーツを並んでまで買ったのにその彼女は知らない男とどうせ飲んでいるんだと

もしこの電話に出たら少しキレてみようかな。なんてことも思っていたような気がする

それなのに






____ヒロ君、会いたい…_____





彼女の小さな声。それだけで俺は口元を隠した

その一言だけでさっきまでの感情なんてどうでも良くなった








「うん。今迎えに行く」













__
読んでくださってありがとうございます。評価もいただけると嬉しいです
もしよかったらお願いします

7→←5



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (245 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
578人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2022年12月7日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。