【呪術廻戦】黙ってろモブ４-青天霹靂-【男主】

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「は？桜庭家…あぁ、あの落ちぶれの」






数百年前は御三家に並ぶような呪術師の家系だったらしいあの桜庭家

それでも毎年呪術師を排出するため落ちぶれたといってもなんとか足掻いて、低いながらも地位は保っているあの負けづ嫌いな奴ら









「それで、それが何？」

「どうやら東京にも寺を設けたらしい」

「うっわ、ヤダヤダ。宗教じゃんカルトでしょあいつら」

「それが数百年ぶりに生まれたらしい。と言う噂がたっている」

「参考程度に名前は」

「桜庭A」








夜蛾から様子を見に行ってこいと言われ興味ないと答えた

御三家でなければ、過去の栄光ばかり見てる奴らなど眼中にない。

だけど数百年ぶりに生まれた…その言葉に頭をかく






多分嘘だろう。

本当だとしたのなら、あの不動明王の力を持った子供が生まれたと言うことである

であればとっくの昔に賞金首にかけられて、僕の耳にもすぐに入るはずだし、まずそうなったら上の連中がここまで放っておくわけもない







興味はない。

だけど…









＿＿呪術高専２年・五条悟＿＿






気にはなった。

だから＿＿見に来た＿








「ただの暇つぶし」







パッと現れたこの五条悟に驚けカルト集団め！と軽いつもりで興味ないと学長に提言した寺院へ足を運ぶ。するとそこにはかなりの数の人が集まっていて、既に各地に信者がいて随分と厚い信仰がされていることがわかる。


老若男女。

そりゃもう子供からジジィ、ババァまで幅広い層の年代の信者に、宗教団体としては十分成功しているといえる








「くだらねー、てか信者多すぎじゃね？」








今日の目的はそんな熱心な彼らの神であり仏に会う事

どうやら今日は特別参観が行われているらしくご尊顔を伺えるとか、今日のごった返してる人の群れもそれが理由だろう









木材の香る本殿へ入ると意外にも例の彼の姿はすぐ確認できた

奈良の大仏ですか？と思うほど立派な祭壇に彼はポツリと座っている

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