134 ページ31
「特級、だってさ」
「そんなのわかってたでしょ」
「わかってたよ」
術式のコントロールがそれなりにできるようになり予定されていたAの初任務は無事終了した
思ったと通り上の汚い手回しであの子に与えられた呪霊は1級だった。無理を通して同行して行ってそれが現れた時にキレて僕が祓ってしまいそうだったけど『悟は見てて』と一言Aから言われたので彼を信じて見守った
そしてあの子につけられた階級は特級。日本に数人しかいない中の一人として位置づけられた
最初からわかってはいた。あの子に不動明王の力が宿っている時点で僕を超える存在になることは
だけどまだあんな子供に無理矢理階級をつける必要はない
Aは呪術師ではないのだから
あの子はただ、強く生まれただけで。呪いを祓える術があるだけのこと
「それより、Aは」
「学長のとこ」
「へぇ、珍しい」
果たして何を言われてくるのやら
一緒に夜蛾もいるらしいし要らない心配は要らないだろうけれど心配するなと言う方が無理な話
そんなことを思っているとガラと開いた寮の玄関
僕と硝子はその音にすっ飛んでそちらに向かう
「Aおかえりっ!!」
「おかえり〜」
『…ただいま。』
小さいながらもなんだか成長したような表情を浮かべ2人は笑顔でAを迎えるが、彼らは気づいた
彼が何か背負っていることに
「あれ、それって」
『学長がくれた』
「ランドセル…だよね」
『ん』
「五条、私忘れてたんだけどAって」
「………。忘れてた」
「小学校は義務教育」
『学校行けって。』
「い、…いやぁあああああああああ!!!!」
1883人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りく(プロフ) - 要さん» 続編全裸待機で待ってますね(ボソ) (2021年2月17日 1時) (レス) id: 4c715eefda (このIDを非表示/違反報告)
要(プロフ) - りくさん» ァァァァッッッッ……アリガトウゴザイマス (2021年2月16日 14時) (レス) id: dc654e081f (このIDを非表示/違反報告)
りく(プロフ) - ウッッッッッ……スキデス……トッテモスキデス (2021年2月16日 3時) (レス) id: 4c715eefda (このIDを非表示/違反報告)
要(プロフ) - 雪マカロンさん» まだ公開してないけどありがとうございます!!! (2021年2月16日 2時) (レス) id: dc654e081f (このIDを非表示/違反報告)
雪マカロン - 続編おめでとうございます!これからも、更新頑張ってください! (2021年2月15日 22時) (レス) id: c9091179e7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:要 | 作成日時:2021年1月14日 20時