107 ページ4
それから毎日お母さんの手伝いについて回り、1年ほどたって6才になった。
赤いランドセルを買ってもらって、小学校に進学して新しいお友達ができた。たくさんいろんなことを学んで楽しい毎日を過ごしている
「そういえば、A様は学校に行かないの?」
「えぇ、あの方はいいのよ」
「でも教室に席あるよ」
その時の私は知らないことだらけで、自分の家のルールが全世界のルールだと思っていた
学校のみんなはA様のことを誰も知らない。学校へ行かないのになぜか同じクラスには席が準備されている
時々先生がA様宛の手紙を私に渡す。渡されたそれをいつもお母さんに渡すのだけれど今日、それを渡すのをうっかり忘れて焦りだす
怒られたらどうしよう。と泣きそうになって必死に知恵を絞り出した。
「そうだ、直接私渡しに行こう」
暗い廊下を走って住居から離れたA様だけのお屋敷に入る。が、見回りの人たちがいるため裏の塀と塀のほっそい道を通り、泥だらけになりながら塀の下の隙間をなんとか通り抜けた
ついたそこはA様の部屋の真前に広がるお庭
ちょっと襖をあけて置いて走って帰ろう。そんな軽い気持ちでいたけれど立ち上がって目に入った光景にすぐに土の上に膝をつけて頭を下げる
1882人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りく(プロフ) - 要さん» 続編全裸待機で待ってますね(ボソ) (2021年2月17日 1時) (レス) id: 4c715eefda (このIDを非表示/違反報告)
要(プロフ) - りくさん» ァァァァッッッッ……アリガトウゴザイマス (2021年2月16日 14時) (レス) id: dc654e081f (このIDを非表示/違反報告)
りく(プロフ) - ウッッッッッ……スキデス……トッテモスキデス (2021年2月16日 3時) (レス) id: 4c715eefda (このIDを非表示/違反報告)
要(プロフ) - 雪マカロンさん» まだ公開してないけどありがとうございます!!! (2021年2月16日 2時) (レス) id: dc654e081f (このIDを非表示/違反報告)
雪マカロン - 続編おめでとうございます!これからも、更新頑張ってください! (2021年2月15日 22時) (レス) id: c9091179e7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:要 | 作成日時:2021年1月14日 20時