【呪術廻戦】黙ってろモブ３【男主】

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今日の任務でどうやら俺の階級の詳細が決まるらしい

事故多発エリアである山道のカーブ、ガードレール横は急斜の崖

幽霊が出ると噂が大きくなり、特級の呪いが生まれたとの情報







山道を上がり枝を踏むとカチっと音が鳴る







「ｵﾁﾁｬｳﾖｫｵ」








背後から近づくそれは突然に空中で燃え上がりチリとなって風に流れ去る

俺が振り向くこともなしに任務は秒で終了し炎の飛び火は木に燃え移ることなく収まっていく

多分、俺の呪術の特性も兼ねての任務試験、俺の術式の炎と相性の悪い地形をあえて選ばれたのだろう







帳が消えていき任務が終了したことを告げる

あっさりした終わりだったが、問題はここから







呪力を抑えて任務をしていたが急に跳ね上がるそれに自分の意思とは別に炎が上がる







『おい、迦楼羅。お前の出番ないから…』








大きく上がった炎は鳥の形に形成され迦楼羅が姿を表し空を舞い上がる

今日のような出現したばかりの特級程度であれば迦楼羅が出る必要はなく、呪術の炎のみで任務は終わるため大抵迦楼羅が不満をもちこうして出てきてしまう



じゃあ最初から迦楼羅を使えばいいじゃん。と虎杖に言われたことがあるが、雑魚相手にいちいち必殺技を用いるかという話だ


迦楼羅を出すにもこうして大量の呪力が必要となるため本当はできる限り出したくはないのが本音なのだがこいつは少々自己主張が激しいところがある






『おい迦楼羅いい加減に戻れ！』








空にむかって叫ぶと不満げに一度鳴いて姿を消す


わがままというわけではない。ちゃんと俺のいうことは聞くのだが無駄が多すぎる。










『まるで子供だな』







自分は強いと過信して、見せびらかすようなやつ

自分を見て、見てと。

一度深呼吸を大きくしてその場を後にする

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