【呪術廻戦】黙ってろモブ３【男主】

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『随分と、好き勝手暴れ回ってるようだな』

「ふふふ、そちらこそ噂はかねがね」








ツギハギ呪霊の背後から何十体と出てくる化け物に目を細める

報告によるとこいつに触れられると体が変形して化け物になるらしく、ぞろぞろ出て来た化け物も元は人間だった者達だろう









それと、あのツギハギは領域展開が使えるとか。







できることならここで祓ってしまいたいがトンネルの中で迦楼羅を出すには狭すぎる




もしかして、これも計画だとしたら相当頭がキレる奴だ

だが迦楼羅を知ってるやつなんて一握りだし情報が漏れるなんてことは









＿迦楼羅が出せるようになったんだね＿




『まさか…ッ！』





気がつくと化け物達は一斉襲いかかって来てハッとした俺はそれらを避けて焼き尽くす

ツギハギは手を叩きながら高みの見物のように俺を見るだけで手を出してはこない









「すごいすごい、躊躇ないのか。」

『随分と余裕だな』









鬱陶しい。少し炎で攻撃したところで元は人間。祓える訳ではないらしい。呪力を少しあげるとうじゃうじゃいた化け物は全員呪力圧に耐えきれず地面にめり込みはじめ、抗って蠢く奴も段々と力が弱まり時期に全部動かなくなった


ツギハギの呪霊も倒れずとも嫌な笑顔を浮かべて「すごいな」と関心をみせる








「A君って何級？」

『名前で呼ぶな』








暗いトンネルの中、地面一面に炎を走らせその灯火でトンネル内の視界が開けたとき、俺は愕然とした

トンネルの半球。上からぶら下がる人間の体が宙ぶらりんと無数に奥まで続く

メラメラと燃え盛る迦楼羅炎に熱い熱いと飛び上がるツギハギは俺を見てニヤリと笑った

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