【呪術廻戦】花占いで嫌いが出た【五条悟】

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「硝子、マジで頼むから。Aさんどこ行ったの」

「言うわけ」

「このままだと僕本当に仕事休んで探しに行くよ」

「それでAさんは喜ぶと思ってるの」

「喜ばないけどぉーーー！！！！でもでもでも、もう３日目だよ」

「出張で３日なんてザラだろ」

「本当もう無理。会いたい、会いたい、会いたい…好き」









用もない五条は嘆きながら医務室のベットに身を預ける

こいつは最強と自分で言うほどだし、まぁ私もそれは認めている

だけど同時に思う。こいつほど可哀想な男はこの世にいないと





何百回、もしかしたら何千回と10年以上にわたり一人の女性に想いを言葉にしてきた

だが現実その彼女は一切こいつに甘い言葉を吐かない

そう言うそぶりも見せない





そしてこいつはこいつで諦めないときた

Aさんはあと４日で帰ってくるがそれまで五条が保つか、いや無理だ

仕方ない、これ以上ここにいられても困るし、駄々を捏ねられても困る









＿Aさん、お仕事中ごめんなさい。五条がもう無理＿






時差14時間。今彼女のいるアメリカは２３時くらい。もしかしたら返信がくるかもしれないと彼女にメッセージを送る。

するとすぐに既読がついた






＿硝子お疲れ様、五条君近くにいる？＿

＿いる＿

＿電話かけていい？＿

＿もちろんAさんからの電話ならいつでも＿








その直後着信音が鳴り響いて五条の方に目線を向けるが特に気にする様子もなく、彼女からだとも思っていない

通話ボタンを押すと彼女の魅力的な声が耳に入る。









「そっち夜だよね？ごめんなさい手間かけさせちゃって」

＿硝子の声が聞けるならいつでも大歓迎＿

「待って、好き。やっぱあいつに変わるのやめようかな」

＿硝子が珍しい。私も硝子のこと大好きだよ＿









あぁ、酔ってしまいそう

そうやって平気で私には好きという彼女に




こいつがAさんのことを好きだというのはわかる。

彼女は本当に魅力的だから







仕方ないとベットにうずくまる五条の側まで寄る

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