【呪術廻戦】花占いで嫌いが出た【五条悟】

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「ねぇ、硝子さあ…」






Aさんと約束してからちゃんと授業もして、任務もほどほどにして、睡眠もとって

そんな生活に戻った

あんなに何もやる気が起きなかったのに彼女の一言で変わってしまうなんてチョロすぎだと思う








「何」

「僕のこと慰めてくれる？」

「お断り」

「たまには良いじゃん。」








十数年抱えてきた想いとも今日でお別れなんだから

これから僕は約束通り、Aさんの家に行って。ちゃんと振られてくる

今回で終わり

これからは必要以上に彼女のそばにいることも、触れることもできなくなる







絶対惚れさせるなんて、昔の僕は甘ったるいことを言ってそれをずーっとここまで達成することなく最後には強制的に捨てられる羽目になるとは









「失恋なんて初めてだよね」

「早く振られてこい」

「いぎだぐないぃいいい」

「早くいけよ。てかもともとAさんは私のだし。勘違いすんな」








追い出された医務室。多分もうここにも滅多に来なくなる







彼女の家から高専までの道を一度しか通ったことがないのに彼女の家への道を完璧に覚えていて

その道を歩いて、渡って…

セキュリティーの完璧な建物に入ってからエントランスの前で彼女の部屋へそれを知らせる

ガーと開いた入り口にエレベーターに乗って高い階へ着いて彼女の部屋の前に立った









渋々彼女の部屋のインターホンを押して、カチャリと出てきた彼女に僕はまた恋をする









失恋は初めてだって言った。



だけどね



愛したのもあなたが初めてなんだよ。

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