【呪術廻戦】花占いで嫌いが出た【五条悟】

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『五条君、ご飯食べても良い？』

「ん、いーよぉ〜、パクパクしてね」

『五条君は食べないの？』

「あ〜ん、してぇ」






ｴﾍ、ｴﾍﾍと頭を私に預けて寝っ転がる五条君

行儀悪いけれど、仕方ない…

寝てる彼の口に小さく切った豆腐を口に運ぶと小鳥のように口を開ける






『美味しい？』

「おいちぃ〜Aしゃんすきぃ」






大満足そうな五条君を見て次に私もお料理を口に運ぶ






『うん、とても美味しい。五条君連れてきてくれてありがとう』

「ﾍﾍｯ、どういたしまして…また連れてきてあげるね」







それから五条君を放っておいて一人もぐもぐとお料理を堪能した

五条君にもたまに食べさせながら

今回は事故なので仕方ない。お酒がダメな彼が悪いわけでもないのだから






「Aしゃん、美味しい？」

『とっても』

「えへへ、好き」

『ありがとう』






ムクリと起き上がった彼は私の持っていた箸を奪って料理に手をつけ始めた

食べるのかな？と様子を見てると私の口に運び「あーん」と言うので仕方なくそれを食べる







「Aさん…」

『どうしたの五条君』




右手を取られ彼の胸に当てられる






「ドキドキしてる」

『服の上からだと聞こえない』





本当のことを言っただけ

それがダメだった

服を脱ぎ出した正常じゃない彼は上半身裸になってもう一度私の手を胸に当てる







「わかる？ドキドキ、わかる？」

『うん。わかった服着て』

「僕はこんなにAさんのこと好きなのに」







私の肩に顔を埋めて駄々をこねる五条君にどうにか服を着させるとスヤッと眠りについてしまった五条君の絹のような髪を触る

さらさらと手からこぼれ落ちる白い髪

同じ色の長いまつ毛









『10年…か。図太いよね本当に悟君は』

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