【呪術廻戦】花占いで嫌いが出た【五条悟】

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「こんちゃーっす」

『虎杖君、こんにちは』

「あれ、五条先生いない？ここにいると思ったんだけどな」





医務室へやってきたのは宿儺の器として秘匿死刑を言い渡された一年生虎杖悠仁

彼は部屋の中を眺め肩をあからさまに落とす

理由は彼の担任の姿が見えないから





『ここ医務室よ』

「でも五条先生いつもA先生にべったりだからいると思って。そっかーじゃぁどこにいるのかな」








ふーんと考え込んだ虎杖君に協力をしてあげたいが私も五条君の居場所はしらない

いつも彼がここにくるのは確かなことで否定はしないけれど…






『虎杖君、腕見せて』

「怪我してないよ？」






私の前にある椅子に腰掛けると右腕を差し出したので、私は彼の逆の手を持ち上げる

腕の関節を少し押す。やはり少し違和感








『筋肉痛？』

「え！すっげぇ！！」






キラキラとした純粋な目をこちらに向ける虎杖君があまりにも年相応で微笑ましい

呪術師をしている子って言うのはやはり普通の同じ年の子よりもかなり大人びている。

それもそうだ、死の淵で戦っているのだから







『はい、治った』

「なんで筋肉痛ってわかったの？」

『虎杖君、少し左を庇ってた動きしてたから。変だなって』

「A先生すごい。よく見てんね」






ニッコニコの笑顔で「ありがとう」と告げる虎杖君に年甲斐もなく母性がわいた







『可愛いね、虎杖君って』

「可愛い？俺が？…うーん、かっこいいの方が良いかな」

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