【呪術廻戦】花占いで嫌いが出た【五条悟】

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素直になると決めた。この何年と持ち続けた想いを






『五条くんのこと、苦手だった』

「…初っ端から。それでくる？」







私はブラックコーヒー

五条くんには十何個角砂糖を投入してミルクを入れたもの








『私、ハリウッドスターみたいな外国人俳優の顔が好きだから』

「もしかして僕、顔で振られるの！！？うっそでしょ！嘘って言って！！」

『五条くんはなんで私が好きなの？てっきり五条くんは私のことすぐ飽きると思ってたから』






意外だった。

彼の口から「初恋だった」と出て、次に「好きだから好き」と特に理由なき理由を突きつけられた

好きだから好きって。幼稚園児か？と彼の恋愛値の低さに少し笑みが出る








「僕はね、この人しかいないって思った。出会った瞬間に僕の全部をあげてもいい人だって」

『すごい勘違い』

「違うよ。運命って言って」

『それ信じれるの？その運命は散々”嫌い”って出たのに』

「何言ってるのあれは運命なんかじゃないでしょ」







見抜かれた瞳に、バレてたかとまた笑みが出る

そう。”好き”と最後の花びらが告げそうな時、私は反転術式を使って花びらを１枚増やした

あれは運命でもない。必然の”嫌い”








『わかってて、諦めないなんて図太いね』

「わかってたって諦めたくなかったから。Aさんだけは諦めたくなかった」





そっと重ねられた手、何倍も大きくて男の人の手

近づく彼の顔を見つめて思う

やっぱり彼は我儘だと









「Aさん好きだよ。ここに来るまでにAさんを諦める練習をした。

だけどやっぱり無理だった。

顔を見た途端に、やっぱり好きだって。







Aさんにもう触らない、近づかない。告白ももうしない…


好きになってもらわなくていい。先輩と後輩で良い。







だから、お願いだから。好きでいることを終わらせてなんて言わないで


Aさんのことを好きでいるのを終わらせるなんて、僕には無理だ。それだけはできない






Aさんに会うたびに好きだって思う。また何度も何度も僕はAさんに恋をするよ」

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