【呪術廻戦】黙ってろモブ２【男主】

３８ ページ5

東堂葵は規格外の呪術師であるが、それを除けば想像通りの人間だった。

予想通り、東堂は単独で俺たちを潰しに来ると作戦通りあいつを虎杖に任せ

パンダ班・パンダ、釘崎、棘

伏黒班・真希、恵、俺と二手に分かれ行動する





ここまでは良かったものの問題の京都校の奴らがまとまって移動している事に違和感を覚えた。二級呪霊が彼らの方にいたら恵の玉犬が気づくはず

それではなぜ個人種目の好きそうなあいつらが固まって動くのか




『あのジジィ、ヤッてんな』

「京都校(アイツら)、虎杖を殺すつもりじゃないですか？」

「…ありえるな」

『十中八九そうだろ虎杖に京都校全員はきつい。作戦変更』





虎杖に加勢するため来た道を戻ろうとすると、真希に止められ「お前は呪霊狩りに行け」と進行方向反対の道を指刺される





『俺なしでイケんの？真希先輩』

「舐めんなガキ。それにアイツら道具使う奴らが多い。お前の最適解はあっちだろ」

「…すみません」

『なんで？』





唐突に謝る恵に疑問詞が湧く。ミーティングの時にチラッと恵は東京・京都の全員が呪力なしで殴り合ったら「虎杖が勝ちます」と言った。

そのこともあって東堂の相手を俺か虎杖で選択が分かれていた時にこの作戦の要部分を虎杖に任せることになった。それが要因だろうか







『恵が謝ることじゃないよ』

「…」







そっと頭を撫でると節目になりながら、照れ隠しに頭をさげる






「オイ、お前らイチャついてんじゃねぇ」







喝を入れられて、俺は２人と分かれ一人呪霊狩りを始める

２級なんて俺にとってはどうってことない

邪魔が入らなければの話だが






ブンッとAめがけて飛びかかってきた呪霊は一瞬に黒いチリと化すがそれに気にも止めず森の奥へ足を進めた









＿





「そうだ、花御」





袈裟を纏う男は自分より高く白い化け物に話しかけた

答えるようによくわからない声なき声を発したそれと会話を始める







「桜庭Aの回収忘れないでね」

＿倶利伽羅に了承を得たのですか？＿




「桜庭Aいてこその倶利伽羅。僕たちは倶利伽羅ばかり恐れているけれど恐るべきは主人の方…剣は剣士あってこその道具だろ」

３９→←３７

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す