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『あー。もうやる気無くした…』





校内に入れなくなった今、恵のところへ行こうと思ったがあの女子生徒が呪物を持っていることは確実なので少し遠くの木の上から彼女が校門からでてくるのを出待ちしていたのだがいつになってもでてくる気配はない






『やってらんねぇ。やめだやめ』






そのまま木にもたれ目を閉じる

今回の任務は特急呪物の回収。別に誰が生きようが、死のうが俺には関係ない

誰かを助けたいだなんて思って呪術師をしているわけじゃないんだから

そっと目を閉じる









___

__

_











『ッ、は!!』




着信音で目が覚めるとあたりはもうすっかり暗くなっていたと同時に呪霊の気配が強くなっていき校舎の方へ走りながら通話を取る




『もしもし、』

「A!今どこだ!?封印が解かれる!」





呪物を持っていた連中がこれから封印を解くという報告を聞き4階へ向かう、昼間と気配は変わっていないことからまだ封印は解かれていないのだろう。ガラッと開けたドアには案の定先ほどの2人が呪物を手にしている






『っ!おい!今すぐそれから手を離せ!』


「え!?な、なに…あ!さっきの。きゃっ!!」


『お前ら俺の後ろに、って…おい!』





机の上で灯っていたろうそくが消え、上から右から左から下から無数の気配に覆われては無数の目玉がギョロりと天井から出現する。Aは彼らを庇うように前に出るもパニック状態で呪いが見えるようになったのか彼らは俺の指示を聞かず部屋から出た




2級が3体に下級がうじゃうじゃいる。普段ならこんなのユルゲーなのに

一般人2人と特級呪物と学校。






『最悪なコンディション…最優先事項は』





目を閉じてやるべきことの優先順位を考えていると、隙をついたとでも言うように無数の手が一気にAに向かい猛スピードで伸びる。

しかしそれらは彼に届く前に黒いチリとなって空中にまった

Aはこの状況を当たり前のように目にも留めず教室をでて呪物の気配を探り再び走る

長い廊下を走ると何体もの呪いが道を塞ぐが御構い無しに彼は一直線に走りさり呪いは先ほど同様に黒いチリとなってハラハラと消えていく





『見つけた!』

「あ、転校生君、良かった…」

『何もよくねーよ!さっさとそれ渡せ!』

「井口…っ!」





暗闇に聞こえる足音、もう一人の男子生徒が月明かりに照らされると顔から頭にかけ呪霊が巻きついている姿






「ササキ…タスケ」

7→←5



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leon(プロフ) - 初コメ失礼致します。連載されている頃からずっとこの作品が好きです!また読めて嬉しいです! (2022年2月1日 23時) (レス) id: adc2534afa (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - アロンさん» お待たせしました、待っていただけていたなんてうれしいです。楽しんでいただけたら幸いです。 (2022年1月4日 22時) (レス) id: dc654e081f (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - のれちさん» こちらこそ、また読んでいただけるなんて嬉しいです。ありがとうございます (2022年1月4日 21時) (レス) id: dc654e081f (このIDを非表示/違反報告)
アロン(プロフ) - 公開待ってましたー!!作者さんにも色々あったでしょうに、公開してくれてありがとうございます!!これからも応援し続けます! (2022年1月4日 18時) (レス) id: 39d8d24e35 (このIDを非表示/違反報告)
のれち - 1年前(?)ぐらいからずっとこの作品を読んでいて、非公開になった時は「ファ?」ってなっていたけどもう一度読めるなんて、、、嬉しすぎて語彙力がもうなんか泣きそう😢 (2022年1月4日 15時) (レス) id: 1af6bcdd02 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年11月17日 22時

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