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『不法侵入に器物損壊…』





教師に取り囲まれ根掘り葉掘り聞かれたAは当たり前なことに、ここの生徒ではないことがバレてしまい警察に通報される流れとなりそうな危機に迫られていた

いつも冷静なAもこの時だけはシャレになんないと頭をフル回転させる






『あ、あの…俺、今度ここに転校することになって。近くまで来たから学校の中見たいなって入ってしまいました』

「そうだとしても、普通は親御さんと」


『ご、ごめんなさい。みんな楽しそうで俺もここの生徒になれるんだって!思ったら…』






ぎゅっとズボンを握る

なんで俺がこんな無様な姿を晒さなきゃなんねぇんだ。と耐えながら






「でも器物損壊は見逃せないよ」

『それは…はしゃいでたら窓に頭ぶつけて割れちゃって、焦って、隠れようと思った部屋に…たくさんオカルト資料があって。俺!オカルト大好きなんです!』








どう考えても無理矢理で苦しすぎる言い訳…

これで上手くいくわけもないと若干諦めていたら先ほどの女子生徒と男子生徒が頬に涙を流し俺の手を握ってきた





「転校してきたら是非、オカ研入ってよ!」

「あぁ、お前みたいな熱心な奴大歓迎だ」

『あ…あぁ。…どうも』




と、ありえない展開になんとか今回は見逃してもらえることとなったが流石社会の下僕、教師はすぐに親に連絡を入れるといい俺は素直にスマホを手に取り電話をかける





「お疲れサマンサ〜、アレ見つけた?」

『…、あぁ。いや…もっと面倒なことに』

「え、なにしでかしたの?」




我が担任五条悟にあとはすべて任せ目の前の教師に『父親です。』とスマホを渡す

あとで呪術高専中に広められんだろうな。とため息が出るが背に腹は代えられぬ…

どうやら話は終わったらしくスマホを返されるが親御さんから話があるらしいと言われ『ゲッ』と小さく声がでて再び耳に当てる





『…なに』

「A、…まじうけるね。」

『…』





俺がいま何も言えない状況をいいことに大笑いするこいつに腹がたつ

誰のせいで…





「ってことでA、パパごめんなさいって言ってよ」

『ふざけんな!!!』

「えーなにぃ???」

『…ゴメン、papa』






実の父親にもパパなどと言ったこともないのにと羞恥心たっぷりにブチっと電話を切る。なんとかその場は解決したが学校の門を出るまで教師が付いてきて呪物回収失敗で終焉を迎えた

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leon(プロフ) - 初コメ失礼致します。連載されている頃からずっとこの作品が好きです!また読めて嬉しいです! (2022年2月1日 23時) (レス) id: adc2534afa (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - アロンさん» お待たせしました、待っていただけていたなんてうれしいです。楽しんでいただけたら幸いです。 (2022年1月4日 22時) (レス) id: dc654e081f (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - のれちさん» こちらこそ、また読んでいただけるなんて嬉しいです。ありがとうございます (2022年1月4日 21時) (レス) id: dc654e081f (このIDを非表示/違反報告)
アロン(プロフ) - 公開待ってましたー!!作者さんにも色々あったでしょうに、公開してくれてありがとうございます!!これからも応援し続けます! (2022年1月4日 18時) (レス) id: 39d8d24e35 (このIDを非表示/違反報告)
のれち - 1年前(?)ぐらいからずっとこの作品を読んでいて、非公開になった時は「ファ?」ってなっていたけどもう一度読めるなんて、、、嬉しすぎて語彙力がもうなんか泣きそう😢 (2022年1月4日 15時) (レス) id: 1af6bcdd02 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年11月17日 22時

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