検索窓
今日:22 hit、昨日:8 hit、合計:924,104 hit

31 ページ33

「おぉ〜1年の希望の星」

『パンダ、棘…』




2年の助太刀によってなんとかその場は終息し京都の奴らは帰って行った

なんて流れ弾を食らってしまったのか

頭部から血を流しパンダに抱えられた恵に駆け寄ると気力はあるらしく俺に「わりぃ」と一言つぶやいた






『家入さんのとこに連れてく、パンダ、恵を俺に貸して』

「…高菜。」





恵を受け取ろうとするとクイッと制服の裾を引かれる





「あぁ良いよ、俺が連れてくから。それより棘とお話してやって。寂しがってたぞそいつ」

『棘?』

「じゃぁ私達も解散。行くぞ野薔薇…Aも暇な時特訓に顔だせよ」






じゃーな、とヒラヒラ手を振られながら1年と2年が去る。残った狗巻棘はAをじっと見つめた後、彼の手を引いた







『棘、どっか行くの?』

「…」

『俺に触ってんだからお前、呪言も何もねぇだろ…ねぇ棘』








返ってこない返事と高専の中を俺を引っ張りながら足を進める棘は少し怒っているようで、ピリついた空気が流れる

行き着いたそこは校内にある社で日陰になっている石段に座るように促され、素直にその通りにすると隣に座った棘は口元のファスナーを下ろし手を繋いできた







「A」

『なに?』

「怪我…してない?」

『ん、してないよ』





いつも意地でも話さない棘が珍しくはっきり喋りそれに驚きながらも『ありがとう』とそっと頭を撫でると抱きついてきたのでそっと抱きしめ返す

パンダが寂しがっていたと言っていた

確かに互いに忙しい。特に俺の休みがあまりなくて構ってあげられなかった









『わざわざこんな人気のないとこにきたけど』

「…外、ヤダ」







ボソッと呟く声に口元があがる。別にナニをするなんて言ってないのに







『じゃぁ、キスだけしよう』







顕になってる小さな唇にそっと自分のを重ねる

32→←30



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (832 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1544人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 男主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

leon(プロフ) - 初コメ失礼致します。連載されている頃からずっとこの作品が好きです!また読めて嬉しいです! (2022年2月1日 23時) (レス) id: adc2534afa (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - アロンさん» お待たせしました、待っていただけていたなんてうれしいです。楽しんでいただけたら幸いです。 (2022年1月4日 22時) (レス) id: dc654e081f (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - のれちさん» こちらこそ、また読んでいただけるなんて嬉しいです。ありがとうございます (2022年1月4日 21時) (レス) id: dc654e081f (このIDを非表示/違反報告)
アロン(プロフ) - 公開待ってましたー!!作者さんにも色々あったでしょうに、公開してくれてありがとうございます!!これからも応援し続けます! (2022年1月4日 18時) (レス) id: 39d8d24e35 (このIDを非表示/違反報告)
のれち - 1年前(?)ぐらいからずっとこの作品を読んでいて、非公開になった時は「ファ?」ってなっていたけどもう一度読めるなんて、、、嬉しすぎて語彙力がもうなんか泣きそう😢 (2022年1月4日 15時) (レス) id: 1af6bcdd02 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2020年11月17日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。