【呪術廻戦】黙ってろモブ【男主】

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『恵っ、！！』






東堂の突然の早い打撃に吹っ飛ばされた恵に目を向けるが次に拳を振るわれたのは俺で、避けるよりも受け身を取る方が早く腕を構えるも同じように吹っ飛ばされ壁に背中を叩きつけられる


異常な威力にまた俺の術が効かなかったのかと思ったがどうやらあの拳に呪力は込もっていなかったらしい







『ハッ、素であれかよ。相性悪りぃな…』





俺の術は呪いにまつわるものになら有効だが呪力・術式なしの一般人や戦闘であれば俺の術はないも同然

倶利伽羅は出ない、式神も持ち歩いていない

そうなると俺にできることは限られている






『肉弾戦かよっ』





Aは立ち上がと同時に地面を蹴り走り東堂の顔面に蹴りを入れ、そのままの勢いで顔面を掴むと地面へめり込ませるほどに勢いよく叩きつける

それでもすぐ立ち上がる東堂と戦闘態勢を崩さ無いA。２人はどちらも譲らない速さとパワーで殴りあった

風の切る音が聞こえるほどに






『恵！俺の援護』

「鵺＋蝦蟇＿＿不知井底」





恵の蝦蟇に鵺の羽が生えた式神が俺を援護するも、そいつらも俺に当たれば当然消えるわけで、やりずらいったらありゃしない

だが無いよりはあるほうが断然良い








「薄っぺらい割には動けるじゃねぇか」

『うっせぇ男はモテねぇぞっ！！』




Aは東堂の腕を掴むと瞬時に背をわざと見せそのまま思い切りその腕を引き自分より重量のある相手を背負い投げる

すかさず蝦蟇が彼の四肢を拘束しこちらに軍配があがるかと思いきや東堂は信じられない力でそれを解くと不意を突かれ恵が隣の建物の上まで吹っ飛ばされた






「桜庭は後でだ、先に伏黒から片付ける」

『恵！…釘崎っ』






恵の方へ駆けつけようと体が動いたが目に入った釘崎は地面に伏していた

万事休すと思った…その時









「よぉA、久しぶりだな」

『真希…』

「先輩！！」

『…先輩』

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