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新幹線は仙台へ、そして最終目的地の学校へ着いた頃には既に日は落ちきっていた





『さすが学校…結構いるじゃん。しかもなかなか厄介な奴も混じってる』

「例の呪物の影響か?」

『多分な、早く回収して終わらせるぞ。んとに…はじめてのお遣いかっつーの』





事前にもらった情報によると学校の百葉箱の中に今回の回収物にして特急呪物が保管されているらしい

なんでそんなものをこんな簡単なところに置くのか理解不能ではあるがそれについてとやかく言ったところで何も起きない


それよりも早く終わらせよう。


校庭を通って学校の裏手へ回り、百葉箱を見つけるが既のところで俺は足を止めた




「どうした」

『無いな』

「なにが?」




百葉箱の開扉を恵に譲り、そばの木に身を預け恵の焦り具合を見物

案の定、俺の予感通り中には物はなく、上を見たり下を見たり何度も開閉し確認するこいつを見て『あはは』と笑うと「お前も探せ!」と叱られた





『気配がしないってことはここには無いだろ。てことでお疲れ〜』

「待て帰ろうとするな、今五条先生に電話するから…」




特級呪物の行方不明なんて洒落にならないし笑って済まされることでは無いことは重々承知である。しかしAはそれよりもそびえ立つ校舎を見つめた


学校には多くの呪霊が発生すると言ってもの異常な数の気配に眉を顰める。原因の源は先ほども言った通り紛失した特級呪物であるのは間違いない。つまりその呪物を回収すればこの現象も少しは解消される





『まぁ、俺の仕事じゃねーし』


「百葉箱空っぽです…ぶん殴りますよ」





後方で電話をかけている恵のスマホをヒョイと奪い耳に当てるとふざけた声がした

この声は昨晩公園で連絡をしてきたやつと同一人物であり、名を五条悟という





「それ、取り戻すまで帰ってきちゃダメだから」

『俺は明日帰るよ』

「A?良かったちゃんとついて行ってたんだね。昨日の様子からもしかして放棄するかなって思ってたんだけど」

『明後日普通に任務入ってるから帰らないわけにはいかないだろ』

「A、多忙だね〜」






誰のせいだ…とスマホを握り潰そうとすると「俺のだからな」と横から喚起される






「それは僕がどうにかしておくからAも恵もそれ見つけてから帰ってきて」

『はぁ!?任務を後回しにすると倍になって返って来んだろ!!…おい悟!…ッチ切りやがった』

「今度まじで殴ろう」

『100発ずつな』

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leon(プロフ) - 初コメ失礼致します。連載されている頃からずっとこの作品が好きです!また読めて嬉しいです! (2022年2月1日 23時) (レス) id: adc2534afa (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - アロンさん» お待たせしました、待っていただけていたなんてうれしいです。楽しんでいただけたら幸いです。 (2022年1月4日 22時) (レス) id: dc654e081f (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - のれちさん» こちらこそ、また読んでいただけるなんて嬉しいです。ありがとうございます (2022年1月4日 21時) (レス) id: dc654e081f (このIDを非表示/違反報告)
アロン(プロフ) - 公開待ってましたー!!作者さんにも色々あったでしょうに、公開してくれてありがとうございます!!これからも応援し続けます! (2022年1月4日 18時) (レス) id: 39d8d24e35 (このIDを非表示/違反報告)
のれち - 1年前(?)ぐらいからずっとこの作品を読んでいて、非公開になった時は「ファ?」ってなっていたけどもう一度読めるなんて、、、嬉しすぎて語彙力がもうなんか泣きそう😢 (2022年1月4日 15時) (レス) id: 1af6bcdd02 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年11月17日 22時

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