13 ページ13
「1年って3人って言ってたよな?」
「いや、正確にはAも入れて4人だ。でもあいつは特別…俺たちと同じように授業や任務は受けない」
「え、意外…あいつ頭いいのか」
「頭もいいけどそれよりも実力が俺たちとは段違いなんだよ。ああ見えてすげーんだよあいつは」
任務は確実に遂行させるし、呪力量も術式も並大抵ではない。それはあいつの階級が既に物語っている
どんどん先に行くあいつに俺は追いつけなどころか置いていかれっぱなし
グッと握った拳に昨日のことを思い出した
部屋から出てきた体に滲んだ汗とチラリと一瞬あった目は熱を帯びていた
狼のように獲物を見るかのように
多分相手は…
「おまたせー。やっぱA来てないの?」
「今日3件任務あるって」
「うっわ、僕より忙しいじゃんあの子」
Aのことが頭の中から離れないまま新しく入る1年を迎えに行き、そのまま五条先生の口車に乗せられて呪いのいる廃ビルへ。
祓いに行った虎杖と釘崎を待っていると五条先生が徐に話し出した
「Aはさ」
「なんですかいきなり」
「Aの話。あいつは結構みんなに愛されてるじゃない」
口数の少ないあいつの周りには常に誰かがいる。
先輩達、五条先生、俺も…
それを愛されていると見れば、多分その相槌はイエスだ
「不器用だよねそこが可愛いんだけどさ。そういえばAがこの間の任務で僕のことパパって電話きたんだけど」
「は?」
「よく考えたら僕あいつの父親の年齢じゃないし。お兄ちゃんって言って貰えば良かったかなと思って」
1544人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
leon(プロフ) - 初コメ失礼致します。連載されている頃からずっとこの作品が好きです!また読めて嬉しいです! (2022年2月1日 23時) (レス) id: adc2534afa (このIDを非表示/違反報告)
要(プロフ) - アロンさん» お待たせしました、待っていただけていたなんてうれしいです。楽しんでいただけたら幸いです。 (2022年1月4日 22時) (レス) id: dc654e081f (このIDを非表示/違反報告)
要(プロフ) - のれちさん» こちらこそ、また読んでいただけるなんて嬉しいです。ありがとうございます (2022年1月4日 21時) (レス) id: dc654e081f (このIDを非表示/違反報告)
アロン(プロフ) - 公開待ってましたー!!作者さんにも色々あったでしょうに、公開してくれてありがとうございます!!これからも応援し続けます! (2022年1月4日 18時) (レス) id: 39d8d24e35 (このIDを非表示/違反報告)
のれち - 1年前(?)ぐらいからずっとこの作品を読んでいて、非公開になった時は「ファ?」ってなっていたけどもう一度読めるなんて、、、嬉しすぎて語彙力がもうなんか泣きそう😢 (2022年1月4日 15時) (レス) id: 1af6bcdd02 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:要 | 作成日時:2020年11月17日 22時