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『あー、だりぃ…』
電灯に群がる蛾の１匹がバチッと音をたて地面へ落ちると同時に着信音が響き渡った
昼間の子供達の笑い声や泣き声が充満していた公園は今はひっそりと静かでどこか恐怖も感じる
そこのベンチに１人寝転がる青年はスマホの着信画面をチラッと見たにも関わらず着信を無視しては目を閉じた。しかし永遠と続くコールに苛立ちながら仕方なく投げやりに通話ボタンを押した
『…なに』
「ｲｯｼﾞｮﾆｱｿﾎﾞｳ…」
『あ？聞こえん…もっとでかい声で言って』
「ｱｿﾎﾞｳ、ﾄﾓﾀﾞﾁｱｿﾎﾞｳ」
『んだから…聞こえねぇつってんだろ！！』
そこらに落ちていた空き缶を拾うとゴミ箱とは逆の方へ一直線に勢いよく投げ、空き缶はピタリと踵を返すように跳ね返り地面へカランと落ちた
それはまるで何かがそこに居て、それに向かって意図的に空き缶を投げたような動作
「あー、あー、おーいA」
『うっせぇ…声でかい』
「うっわ理不尽すぎない？僕先生なんだからもっと敬ってよ」
瞬間、先ほどとは打って変わりスマホからクリアに聞こえる声に青年はスマホを耳から数センチ離す
「明日、呪物の回収恵と行ってきて」
『…はぁ？』
「場所は仙台ね！あぁ、お土産は仙台名物のきくふ…」
相手の声が続いているも通話を強制的に切る
急遽決まった出張任務に大きなため息をつき、早めに今日の任務を終えようとベンチから身を起こすとそこには先ほどまでは居なかった数え切れないほどの異形、化け物が彼を取り囲んでいた
『はぁ…めんど。こんな仕事そこらのモブにやらせてろよ』
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leon(プロフ) - 初コメ失礼致します。連載されている頃からずっとこの作品が好きです！また読めて嬉しいです！ (2022年2月1日 23時) (
レス) id: adc2534afa (このIDを非表示/違反報告)
要(プロフ) - アロンさん» お待たせしました、待っていただけていたなんてうれしいです。楽しんでいただけたら幸いです。 (2022年1月4日 22時) (レス) id: dc654e081f (このIDを非表示/違反報告)
要(プロフ) - のれちさん» こちらこそ、また読んでいただけるなんて嬉しいです。ありがとうございます (2022年1月4日 21時) (レス) id: dc654e081f (このIDを非表示/違反報告)
アロン(プロフ) - 公開待ってましたー！！作者さんにも色々あったでしょうに、公開してくれてありがとうございます！！これからも応援し続けます！ (2022年1月4日 18時) (レス) id: 39d8d24e35 (このIDを非表示/違反報告)
のれち - 1年前(？)ぐらいからずっとこの作品を読んでいて、非公開になった時は「ﾌｧ?」ってなっていたけどもう一度読めるなんて、、、嬉しすぎて語彙力がもうなんか泣きそう😢 (2022年1月4日 15時) (レス) id: 1af6bcdd02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：要
| 作成日時：2020年11月17日 22時
