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「A」


『おかえり硝子。歌姫たち大丈夫だった?』







任務に行ってから2日間連絡が取れなかった歌姫と冥冥を助けに悟たちはある館へむかい帰ってきたところ

俺はというと、この世界でも単独で任務を言い渡され彼らとは別行動で任務を遂行した。

学生の歌姫と若かりし冥冥を一眼見てみたかった気持ちはあるけれどしっかりと与えられたノルマをこなす








「なんてことはなかったんだけどね。五条のやつが帳おろしわすれてお説教受けてたとこ」

『ふぅん。』






少し意外

大人になった悟はちゃんと降ろすようになったんだなと口角があがる







「で、なんかあったの」

『なんかって』

「あんたの話。最近やけにおとなしいっていうか、一人だけ大人になったみたいな態度じゃん」





タバコに火をつけては口から煙を出す






『硝子もタバコなんか吸って大人みたいに背伸びしてるじゃん』

「私は大人なの。あんたの見せかけと違って」

『見せかけねぇ…硝子には勝てそうにないよ。いつも』




タバコを奪うと自分の口に入れてみる。

独特の匂いと煙が体を蝕んでいくようにまわっていく






「あ、ねぇ私の」

『知ってるかい。将来君は禁煙することになるんだ』

「はぁ?それ遠回しにやめろってこと」




『ある一人の男の子が突然やってくるんだよ。失った仲間の一人の空白の中に…

君は世話をしろと言われたわけではないのにその男の子を世話してあげるんだ

甲斐甲斐しく、大事にね

それが罪滅ぼしになるようにって。』




「意味わかんない」




『それでも、俺はうれしかったんだよ。例え仲間を助けられなかった罪滅ぼしだとしても…母性って特殊な愛で可愛がってくれたことをとても嬉しく思ってる。

だから最後にお礼を言えなかったこと後悔してるんだ』







硝子は俺の話を意味がわからないと言いながらも聞いてくれた

ちゃんと頷きながら









『ていう、夢を見た』


「そう。じゃぁもしその夢が正夢になったらちゃんと可愛がってあげるよ。その男の子のこと」


『そうしてくれると嬉しいな』




「でもA、一人で大人になんかならないでよね。
諦めがつくようになったことを大人になったとは言わないよ。」






五条たちは教室にいるよ。手を振りながらその場を離れる硝子の後ろ姿を見つめる

大人のふりをするな。君からの言葉

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りりちゃん(プロフ) - また1から読み返してしまいました本当に大好きです更新お待ちしてます!!! (4月6日 21時) (レス) id: 0c4dd5db53 (このIDを非表示/違反報告)
チョッぴー - 面白いです!!6まで見終わったのですが、7にパスワードがかかっているため見れないです😭 (12月20日 18時) (レス) id: c869ae0323 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - あおさん» お久しぶりです。そんなこと言っていただけて本当にうれしいです。本編も良ければ最後まで見ていってください。 (10月6日 16時) (レス) id: fff3568e99 (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - ずっと作者様の書くお話が忘れられずにいました。本誌で心が抉られていたので、本作品の続きが読めて嬉しいです‼︎ (10月5日 21時) (レス) id: 2801323682 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - りりちゃんさん» ありがとうございます。とても嬉しいです。楽しんでもらえるように頑張ります。 (9月22日 20時) (レス) id: fff3568e99 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2023年9月21日 21時

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