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しばらくして拉致犯から指定場所を通告され、いま俺らは飛行機に乗って沖縄に向かっている
仕事で何度か沖縄に出張してたことはあったがまた来る機会があるとは
悟が乗客全員をチェックして飛行中は夏油の呪霊が外をみはる。俺は万が一の時のために天内の隣に座った
『眠かったら寝てていいよ』
「眠くなどない!!」
『そう』
嘘つき、眠いくせに
目が少し赤くなっている彼女から目を逸らして窓を見る
「…Aは、誰かとさよならをしたのか」
天内を連れて行こうと言った時の俺の言葉を気にしているのか少し聞きづらそうに尋ねてきた
『うん。天内にとって黒井みたいな人で…俺を育ててくれた人とね』
「なんでっ、喧嘩でもしたのか?」
『違うよ。覚悟ができたんだ…自分と向き合う覚悟が。難しいかもしれないけど俺はあの人のことが本当に好きで俺の全部だった』
「…そんな大切な人と別れなきゃいけなかったのか」
『俺は十分愛されたから、別れたかったわけじゃないけれどもう一人離せない人がいて…俺はそっちを選んだんだ』
意味はわからないだろう。俺と悟の話を簡単には語れない
「…さよなら言えなかったのか」
『言えなかった』
「言えるといいな。Aもその人に」
『…うん。ありがとう天内』
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りりちゃん(プロフ) - また1から読み返してしまいました本当に大好きです更新お待ちしてます!!! (4月6日 21時) (レス) id: 0c4dd5db53 (このIDを非表示/違反報告)
チョッぴー - 面白いです!!6まで見終わったのですが、7にパスワードがかかっているため見れないです😭 (12月20日 18時) (レス) id: c869ae0323 (このIDを非表示/違反報告)
要(プロフ) - あおさん» お久しぶりです。そんなこと言っていただけて本当にうれしいです。本編も良ければ最後まで見ていってください。 (10月6日 16時) (レス) id: fff3568e99 (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - ずっと作者様の書くお話が忘れられずにいました。本誌で心が抉られていたので、本作品の続きが読めて嬉しいです‼︎ (10月5日 21時) (レス) id: 2801323682 (このIDを非表示/違反報告)
要(プロフ) - りりちゃんさん» ありがとうございます。とても嬉しいです。楽しんでもらえるように頑張ります。 (9月22日 20時) (レス) id: fff3568e99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:要 | 作成日時:2023年9月21日 21時