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「A〜、飯まだ〜」
『これも違う。普通悟が俺に作ってくれてた』
「お前マジで今日おかしいぞ。人違いの悟の話でもしてんの?」
『それにベタベタくっついてこない。久しぶりだからくっついてきてもいいのに』
「ッ、だからなんの話だって!」
俺の部屋だという寮に着くと当然のように悟は入ってきてくつろいでいる。ここまでは俺の知っている悟だけれどやはりかなり異なる部分もあって別人のように感じる
『倶利伽羅もいつまでこんな幻想みせんだか…』
「飯なに?」
『ハンバーグ』
「マジ?うぇーい」
『悟はそんな喜び方しない』
いや、あながちもしかしたら間違ってないのかもしれない
俺は悟が高専の生徒だった時から知ってはいるけれど、出会った以前のことはほとんど聞いたことがないから俺と出会う前はこういうクソガキだった可能性もある
『できたよ』
「いただきまーす」
『…』
勢いよく食べ始める姿に少し微笑ましくなった
『まるで男子高校生だ』
「正真正銘男子高校生だけど、食い終わったら桃鉄しようぜ」
『それはしたことがある。小さい時の俺を夜中まで起きさせて無理やりやってたよな』
「…」
『何引いた目で見てんの』
「いや、マジで病院行く?お前。それともなんかの術にかけられた?」
まるで俺がおかしいような言い草だ
おかしいのはお前だろ倶利伽羅
お前だって俺の中にいたならこいつがどんな言葉で、どんな性格か知っているはずなのに
『悟』
「ん〜」
『やっぱりゲームじゃなくて、お前と一緒に寝たいんだけど』
吐き出した味噌汁が顔にかかる
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りりちゃん(プロフ) - また1から読み返してしまいました本当に大好きです更新お待ちしてます!!! (4月6日 21時) (レス) id: 0c4dd5db53 (このIDを非表示/違反報告)
チョッぴー - 面白いです!!6まで見終わったのですが、7にパスワードがかかっているため見れないです😭 (12月20日 18時) (レス) id: c869ae0323 (このIDを非表示/違反報告)
要(プロフ) - あおさん» お久しぶりです。そんなこと言っていただけて本当にうれしいです。本編も良ければ最後まで見ていってください。 (10月6日 16時) (レス) id: fff3568e99 (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - ずっと作者様の書くお話が忘れられずにいました。本誌で心が抉られていたので、本作品の続きが読めて嬉しいです‼︎ (10月5日 21時) (レス) id: 2801323682 (このIDを非表示/違反報告)
要(プロフ) - りりちゃんさん» ありがとうございます。とても嬉しいです。楽しんでもらえるように頑張ります。 (9月22日 20時) (レス) id: fff3568e99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:要 | 作成日時:2023年9月21日 21時