【呪術廻戦】黙ってろモブ５-心身一如-【男主】

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「お前、なんでそんなびしょ濡れなんだよ」

『バケツでぶっかけられた』

「は？」








家に帰らず高専に直行するとちょうど恵も学校からこちらに寄ったらしく鉢合わせした








『悟に呼ばれた？』

「いや、今日は違う」

『ふーん』

「いや、てか本当になんで濡れてんだよ」








別に隠すようなことではないのでありのままを話すと顔を歪ませる恵

濡れた制服を脱いで高専に置いてある服に着替える

この濡れた制服をどうすればいいのか。ひとまずハンガーにかけてそこらに吊るした








「お前、俺より全然近術うまいだろ」

『やり返すってこと？殺りかねないけど』

「でもナメられてるぞ。それ」

『別に、どうでもいい』









濡れた髪からポタリと雫が床に落ちた

頭拭けよ。とさっき体を拭いたタオルを恵は俺の頭に乗せ拭いてくれてたまに隙間から目が合う









「…」

『恵は手が早そう』

「言い方」

『嫌がらせされるのも、ナメられるのも別にいいけど。靴とか必要なの無くなるのはやだな。なんかいい方法ない？』

「ちょっと殴る。」

『仲間連れてきそう』

「ちょっと殴る」

『そいつらも？』







フフッとタオルの中で小さく笑うAから顔を背ける

中学に上がってからなんだか最近自分は変で、Aの顔を直視出来ない

ブンブン頭を振って手を止めた






「口調変えたらどうだ」

『口調も何も僕喋んないし』

「俺って言ってみて」

『俺』

「違和感ない」

『マジ？』

「フッ、それは」

『ちょー、うぜぇ』

「お前が言うとなんか面白いな」

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