【ヒロアカ】幼馴染は┌(┌^o^)┐ﾎﾓｫ…らしい【轟焦凍】

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「Aー」

『はーい？』

「これ轟さん家に届けて」



キッチンにいた母から届け物を受け取り焦凍の家まで行く

俺の家と焦凍の家は近くて時々こうやって夕飯のおかずとかを持っていく

焦凍の家はお手伝いさんもいるし普段は冬美さんもいるから逆にありがた迷惑なのではないのだろうか


あ、いや。お母さんのご飯は美味しいんだよ

美味しいんだけどさ




ピーンポーンと和風豪邸のチャイムを鳴らすとドドドドと音がしたあと焦凍が勢いよく玄関を開けた


『よっ！いつものやつ』

「あぁ、ありがとな」

『迷惑だったらちゃんと言えよ』

「何がだ？」



コテッと頭を傾けているのでどうやら迷惑ではないらしい

こいつがいいなら別にいい


「A、上がってくか」

『あーどうしようかな』

「上がってけ」

『お、おう』





迷ってると手を引っ張られづんづんと家の奥に連れ込まれる

休日はいつもこいつと過ごすけれどほとんど俺の家でゲームをするから焦凍の部屋にいくのは久しぶり

焦凍からカミングアウトを受けてからなんだかんだで１週間が経った

特に今までと何も変わらず…いや、少し一緒にいる時間が増えたが

それくらいだ





『あ、焦凍のにおい』


部屋に入ると畳のにおいと焦凍のにおいがする

座布団の上に座る



テンテンテン






ん？焦凍？


『どうした…？』

俺は座ってるが焦凍は数秒立ったまま口元を隠してる





『は、吐くのかっ！？』

「吐かねぇ…」



もうどうしたんだよ。俺も立って焦凍の顔を覗くと目線をズラされる

このやろう

何度やっても何度やってもズラされる

諦めないでいると焦凍が飲み物持ってくると逃げた




『逃げた…なんだったんだ一体』

久しぶりの焦凍の部屋をみる

相変わらず余計なものがない部屋

あ、でも本棚が増えたな







『どーせ俺にはわかんない本で…も』


何気なしに本を取り開くと漫画だったが俺は息が止まった



『あっ…ぁ。！！』


どんどん自分の体温が上がるのがわかる

こんなのっ！






ガタッ

と音がして俺はすぐに本をしまいさっきまで座ってた座布団に瞬間移動


「お茶でいいか？」

『う、ううううううん！！！』

「そうか」

『い、イタダキマス』



もらった麦茶を一気に飲む


「そんなに喉乾いてたのか？」

『そう！』

「暑いか？顔真っ赤」

『ちょぉおおおお！！！』




焦凍の手が頰にあたり俺はお邪魔しましたと家を出た







『焦凍、あんな本読んで...っ！』

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