メモ程度【d!】【短編集】 (ページ4)

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グル『こないだだって久々のデートなのにドタキャンもした、情けない話なんだかうまくいかない気がしたんだすまなかった…』

グル「もしも…もしも俺がお前に愛想尽かした、とか思ってたらそれは誤解だ俺はお前を1度も別れたいとも離れたいと思ったこともない。」

その言葉を聞いて凄く安心した

「グ、グルちゃん…!!」

グル「俺は、お前が離れて行くと思うと怖いんだ」

グルちゃんは今にも泣きそうな崩れそうな声で言った

「離れないよ!!離れるわけない!!! だって、だって!!グルちゃんのこと大好きだもん!!」

グル「…そうかそうか!!ありがとな …嬉しいゾ… そ、それならこの花束、受け取ってくれんか？」

私は言った

「もちろん…!!」

そう言って私はグルちゃんの手から黒い薔薇を受け取った

生で初めて見た黒い薔薇の花束は不思議な雰囲気を醸し出していた

「綺麗、だなぁ」

そう、小さな声で呟いた

するとグルちゃんは

グル「…ふっお前、受け取ったな。」

そう彼は言う

「どういう、こと？」

私はその意味が分からず聞くと

グル「お前その花の花言葉、知らないのか？」

そう言って、不敵に笑った

不敵に笑ったグルちゃんはなぜだかとても怖く感じた

彼は何が言いたかったのか

私には分からなかった

黒い薔薇【貴方はあくまで私のモノ】