意識 ymmt ページ48
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『ね、SNOWのさ、年齢診断しってる?』
愛しの彼女が話しかけてくる
あ、彼女って三人称のやつね。 付き合ってるわけじゃないよ。
「なにそれー!」
って可愛こぶって聞いてみる。こっちの方が好きだもんね
『えーっとね、こっちむいて!!』
言われるがままにカメラの方をむく
少しして君が笑い出す
「なにさー!」
『ふ、ふふ、山本さん13歳だってww』
想像以上に低い年齢に僕もおどろく
「えっ、13!?!」
童顔だとは思っていたけどSNOWにまで判断されるとは
てかさ、僕のこと好きな雰囲気どころか男としても見てなくない?
あーむかつく。
「じゃあAは?」
不意に呼び捨てで呼んでみる
どうせなんで呼び捨て?って笑うだけだろうなって思ったらまさかの顔
「え、どうしたの」
『いや、どうしたのはこっちのセリフでしょ』
タンマ、と言って顔を逸らし手で仰ぐAさん
その反応ただ驚いただけですか?
、、それとも僕を意識してくれているんですか?
後者ならいいなと思いながら少しかまをかける
「ええ、顔真っ赤だけど」
『うるさいよ、びっくりしただけ』
そう悪態を着いて数秒でいつものAさんに戻る
ちぇっ、なんだよ
「うし、じゃあこっちむいて」
とカメラを向ける 彼女は年相応の年齢が出る
『どう?』
と聞いてくる彼女に
「かわいい」
と答える
『な、え、やっぱおかしいよ熱あるの?』
うろたえる彼女に意地悪をしたくなる
「いつも可愛いって思ってるよ?A」
『な、あ、ありがと?山本さんも可愛いよ』
「んー、かわいい?俺可愛いよりかっこいいがいいのに」
『そう思うところも可愛い笑』
「すき」
『は?』
「俺のこと可愛いって言いながら笑う顔も名前呼んだだけで照れちゃう顔もすぐ怒る顔も大好き」
急に告白してみる。 予想通り顔を真っ赤にするAさん
「ねえ、その顔は僕とおんなじ気持ちってことなの?照れているだけなの?」
そう詰寄る。
ねえ、これで少しは僕のこと意識してくれる?
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作者名:やまだはなこ | 作者ホームページ:
作成日時:2020年5月20日 2時