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副流煙 ymmt ページ24

your side

『お疲れ様でした〜』

「おつかれー」

「おーおつかれ〜」

「お疲れ様!」

一足先に記事が描き終わった私は挨拶をしてオフィスを出る。

今日はタバコについての記事。

そういえばQuizKnockのメンバーってタバコ吸わないよな〜

謎にキッチンの換気扇の下には面白い形の灰皿が置いてあるけど笑

もらいものかな、はなおさんとか渡してきそう。

いつも綺麗だし使ってる形跡ないもんね。

煙草、久しぶりに吸おうかな。

私のお気に入りのタバコはコンビニでは見かけない甘い香りの紙巻きたばこ

昔よく通ってたタバコ屋による。

「おや、久しぶりだね いつものでええかい?」

『んー、今日はバニラのじゃなくて紅茶のやつちょうだい』

「はいよ」

タバコを受け取りワイシャツの胸ポッケに入れる。

帰宅して洗濯やらご飯やらしていたらもう21時

風呂入るかー、、ってあれ、私今日スーツだったよな。なんでワイシャツしか着てないんだ?

、、最悪だ。オフィスに上忘れた。

オフィスに戻ると真っ暗、かと思いきや電気が着いている。

もうこんな時間なのに。

『失礼しまーす』

ガタン

『えっ』

「えっ、なっ、なんで!?」

キッチンで慌てふためいているのは山本さんだ。

『あ、スーツ忘れちゃって』

「あー、これ?」

『あ、それです』

、、この匂い

『あのー、、』

「ビクッ」

『煙草、吸ってました?』

「、、、ばれちゃった?」

バレちゃったならしょうがないか〜 なんて軽く笑ってる山本さんにギャップを感じた。

『よく吸われるんですか?』

「ん〜 、オフィスで1人になった時はね。」

『意外です』

「はは、よく言われるよ ほら、僕かわいい系じゃん?何かと、可愛いキャラ押し付けられるんだよね。」

『、、なんかすみません、私も押し付けちゃってたかも』

「いいのいいの!それは僕自身もキャラとして使ってるしさ、でも1人の時くらいいいでしょ?」

『邪魔してすみません』

「ん、全然平気。 僕もう1本吸ってから帰るから送れなくてごめんね。」

『、、私もいいですか?』

胸ポケットからタバコを取りだし慣れた手つきで火をつけふー、と煙をだす。甘い紅茶の香り。

「、、なんか僕も君に大人しくて可愛いイメージ押し付けちゃってたかも。」

『喫煙者って、肩身狭いですね。、、2人だけの秘密にしましょう』

「、、ふふ、そうだね。」

二人はいつもよりもトーンを落としてクスリと笑い、副流煙が混じる中に消えていくのだった。

笑っちゃうほど ko-chan→←仮説 解説



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作者名:やまだはなこ | 作者ホームページ:   
作成日時:2020年5月20日 2時

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