テントテンizw ページ14
izw side
いくらクイズが出来ても、女心は永久にわかんない。
複雑すぎるだろ。
自分の気持ちだってよくわかんないのにさ。
眠れない夜、いつの間にかAを思い出す。
もう散々どうなってんのかね？
あー、こんなことになってるのバレたら周りのヤツらにバカにされるな。
なんでかAの前では強がってさカッコつけて何も無いフリして。
でも髪型が違うだけでドキッとするし、スカート短いとあれ？って思うし。
ホントは、君のこと独り占めしたいのに。
慕ってくれているこの関係をこわしたくない。
怖いんだ。 だから今は近付けそうにないけれど。
いつかホントの気持ちが言えたらなぁ。
ってそのいつかはいつくるの？？
まあ俺は今でしょはここで言わないよ
たまたま帰り道が被った日、夕焼けの中で前を歩く君。
赤く照らされた後ろ姿がどうしようもなく綺麗で思わず、声をかけられなかった。
急げば追いつくのに、気づかれないように足を止めた。
今夜も寝れなくて君のことを思い出して気持ちはどんどん増してくんだな。
揺るぎない自信が欲しい。
いつまでもこのままじゃ誰かに取られるよ
福良さんに言われた。えっ、待ってメンバーの中にもしかしていんの？？ねえそういうこと？？何か言ってよ福良さん。
そんなの考えるだけで耐えられそうにない！だめだ！！
オフィスで二人きりを作ってくれた福良さん。
今いえってことだろ。そんぐらい俺でもわかってる。
隣の君は緊張した顔で深呼吸してる。
いきなり立ち上がって
｢あのね、伊沢さん。｣
なんて言うもんだから察したよ。
俺も勢いよく立ち上がって言葉を遮る。
｢俺は君のことが｣
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作者名：やまだはなこ | 作者ホームページ：
作成日時：2020年5月20日 2時
