なんてね izw ページ45
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your side
『はぁ!?』
ってなったのがついさっきのことホント五分前のこと。
「あいつの好きな子いたでしょ」
『あー、ベタ惚れだった子でしょ』
「そうそう その子隣のクラスの子と付き合うことになったんだってよ!」
はあああ まじか!まじか!!、、うわぁ、、可哀想だけど正直メチャ嬉しい
『そ、そそそっか〜 あー残念やったなぁ』
「何そのエセ関西弁笑」
『えっいや、なにも? 幼なじみだし慰めてやるかぁ』
しょうがないな、みたいな口調なのに頬が上がっていることが自分でもわかる
そりゃ私は別にただの幼なじみだし今更可能性は低いけどさ
慰めたりとかできるチャンスだし、それくらいいいでしょ?
絶対誰より近くで見てるしいちばんの味方なのになんで私じゃだめなんだろうな
あー、もうほんとに意味わかんない
「でもさ、伊沢もチキンだよね〜」
モヤモヤ考えているとまた話しかけられる
『えっ、あっ、なに!?』
「いや、なんかさ、実はあの2人一時期いい感じだったらしいよ?」
『は?』
ぐちょって心臓が飛び散った音がした
え、いい感じってつまり手を握ったりましてや繋いだりもしかしたらキスとか、、あーー、想像するだけで吐きそう。
てかいい感じだったならなんで付き合ってないの!?めっちゃ好きとか私に惚気といてそんな簡単に取られてなにしてんの?
ってなんで私応援してんの?マジで自分が分からないんですけど、、
多分、多分さどうせ伊沢拓司ってやつはあの子が別れるの待つ そんで俺が奪うとか言うんだよ
まあそっちがその気ならべつにいいけどさ、
暫くはただの幼なじみのフリしてあげるよ
悪ガキみたいに笑うとこもなんにも考えてなさそうなとこも意外と繊細なとこも一途すぎる不器用で馬鹿なとこも
私なら受け入れるのよ。
多分、多分さどうせ伊沢拓司ってやつはあの子が別れるの待つとかいうんでしょ。
いっそそれならゆっくりじっくり教えてあげる
最後は私のものになるってこと
なんてね。
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作者名:やまだはなこ | 作者ホームページ:
作成日時:2020年5月20日 2時