❀2話 ページ4
＿＿＿＿地獄
針山、炎、灼熱、亡者の悲鳴
此処は紛れもない地獄だ
岩がごつごつとある中、手に書類を持ち佇む鬼がいた
獄「鬼灯さまぁあ!!!!!大変ですぅぅぅ！！！！」
獄「亡者たちが大暴れしてッ！
と、取り敢えず来てくださいぃぃぃ！！」
"鬼灯"と呼ばれた鬼は振り返ると、
鬼灯「はぁ…、またですか？」
1本角に赤襟の黒い着物、そして背中には
鬼灯「私は1人しか居ないので勘弁してください。」
"鬼灯"がある
獄卒と言われる者たちは、この男を頼りにしていた
獄「本当にすみません……、しかし勢いが凄いもので。」
獄「流石に、管轄の獄卒だけでは手に負えない感じです！」
仕方なさそうに書類に目を配ると、足早に現場へと向かう
鬼灯「分かりました。何とかするので、この書類を"あのアホ"に届けておいてください。」
獄「…え…、いまサラッとアホって｡」
獄「触れない方がいいぞ(ﾎﾞｿｯ)」
・
・
・
一方で、現場はどんちゃん騒ぎになっていた＿＿
亡者「うおぉぉぉぉ！反乱じゃぁあっ！！！」
亡者「「「いけいけGOGOーーー！！」」」
亡者「地獄なんかやってられっかぁぁぁぁぁぁ！！」
亡者「「「そうだぁぁぁぁあ！やってらんねぇー！！」」」
複数の亡者が、リーダー格に便乗するように騒いでいる
ここを管轄する獄卒たちは、どうにか鎮めようと試みるが人数的にも不利だ
獄「お前らぁ！！こんな事して罪が重くなるぞぉ！！！」
獄「少しは大人しくしろよぉぉーー！！」
亡者たちは興奮しきっているのか、聞く耳を持たない
血眼にして半狂乱もいいところだ
獄「くそッ、鬼灯様はまだいらっしゃらないか?!」
獄「ここまで結構な距離ありますし…！」
此処は地獄の中でも端っこに近い場所に置かれ、問題児ならぬ亡者たちの脱走を防いでいる
だからといってこの場所に留めることも中々困難だ
亡者「鬼も大したことねぇよ！！俺たちならやれるぁぁあ！」
バキッ、バキバキｯズザザザザァァァァ!!!!!!
物凄い音と共に、亡者たちがなぎ倒されていく
吹っ飛んだのち地面に体を滑らせ、気絶する亡者たち
亡者「……え、何？」
金魚のフンのようにくっ付いていた亡者たちが倒れている
理解が追いついていないらしい
そこには般若の形相の鬼が、立っていた
「＿＿＿＿＿＿＿お前か。」
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ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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KΛNΛ(プロフ) - Namiさん» 白澤と同じで東洋医学の研究してたはずなので、多分作ろうと思えば作れるのではと！ (7月25日 21時) (
レス) id: 69c8e0248c (このIDを非表示/違反報告)
Nami - 鬼灯さん、薬膳作れるのかな…？😅 (7月25日 19時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
KΛNΛ(プロフ) - Namiさん» Namiさん、ありがとうございます( ߹ㅁ߹)やっと熱下がったので、頑張って書きますね！ (7月12日 13時) (レス) id: 69c8e0248c (このIDを非表示/違反報告)
Nami - 夏風邪ですか…お大事に。鬼灯さんも待っててくれるはずですから。 (7月12日 10時) (レス) @page36 id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：KΛNΛ | 作成日時：2023年6月11日 14時
